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省エネって大切なんです!?
わたしたちの暮らしを支えているエネルギー
わたしたちの暮らしの中では、電気やガスなどのたくさんのエネルギーが使われています。
照明やお風呂など日常生活で使う電気、ガス、水道はもちろん、その他にも交通、運輸、通信など、今の便利な暮らしは大量のエネルギー消費に支えられて成り立っています。
水資源、食品、工業製品など、わたしたちの身の回りのあらゆるものは、普段の暮らしの中では見えないですが、作るときやゴミとなって処分されるときにもエネルギーを使っているんです。
出典)日本のエネルギー2010 資源エネルギー庁
昔にくらべてどれくらいエネルギー使用量が増えているか知っていますか?
皆さんの家の中にはどれぐらい家電製品やガス器具などの機器があるでしょうか?
冷蔵庫、テレビ、洗濯機、ふろ給湯器、電子レンジ、炊飯器、エアコン、ファンヒーター、掃除機など・・・あらためて数えてみるとたくさんあると思います。
わたしたちが便利で快適な生活をおくれるようになったことなどの影響で、昔に比べて家でたくさんエネルギーを使っているんです。
エネルギーを作り出す石油や天然ガスなどのエネルギー資源は無限にあるのでしょうか?
エネルギーは無限にあるわけではありません。
エネルギーを作り出す石油や天然ガスは地球にあるものを採って使っていますが、今と同じペースで毎年採り続けると、約50年でなくなってしまうんです。
これから新しい技術が開発されていくことも考えられますが、エネルギー資源には限りがあることを知って、大事に使わないといけません。
世界の石油確認埋蔵量(2020年末)
- 資料:Energy Institute「Statistical Review of World Energy 2023」を基に作成
(埋蔵量データは2022年版から更新なし)
世界の天然ガス確認埋蔵量(2020年末)
- 資料:Energy Institute「Statistical Review of World Energy 2023」を基に作成
(埋蔵量データは2022年版から更新なし)
日本にもたくさんエネルギー資源があるのでしょうか?
日本でエネルギー資源がどれぐらい採れるかご存知でしょうか?
昔は国産石炭や水力などの国内の天然資源のエネルギーを活用して、1960年頃は約6割のエネルギーを自分の国の中で確保できていました。
しかし、石炭から安い石油への燃料転換が進んで石油などの化石燃料が大量に輸入されるようになり、石炭も輸入中心に移行して、今では日本で使ううちの約13%分しか確保できない状況です。
石油のほとんどは中東地域から輸入していることから、中東地域で紛争などが起こると、輸出が止まったり、価格が上がったりして、わたしたちの暮らしに大きく影響することになるんです。
主要国の一次エネルギー自給率比較(2021年)
(出典)IEA「World Energy Balances 2022」の2021年推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2021年度確報値
※表内の順位はOECD38カ国中の順位