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2024年熱中症死亡例に関する統計
2024年(令和6年)5-9月大阪府監察医事務所取り扱い事例における熱中症死亡例に関する統計
【概要】
- 2024年5-9月に大阪府監察医事務所で取り扱った事例のうち、熱中症死亡者数は87人であった。
- 高齢者、独居者が自宅内で熱中症を発症し、死亡する割合が高かった。
- 2024年の熱中症死亡者数のピークは7月下旬から8月中旬であった。
- この死亡ピークは大阪市の猛暑日や熱中症警戒アラート発表のピークと同時期を示していた。
- 自宅発症例の約85%はエアコンを使用していなかった。
- 熱中症死亡者は独居・高齢者などのハイリスクと考えられている人ばかりではなく、同居や介護サービスにより見守りの環境がある方、普段自立した生活を送った人も多く含まれていた。
《熱中症による死亡を予防するために、皆様にお伝えしたいこと》
- 梅雨明け後、2-3週間は熱中症の最重要対策期間です!
- 周囲の見守りだけでは熱中症を防げません。ご自身が普段から熱中症予防について強く意識をし、有効な対策を講じる必要があります。
- 住み慣れた自宅でも熱中症は起こります。自分の感覚で判断せずに、熱中症の危険度を室温・湿度計など用いて客観的に確認しましょう。