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更新日:2024年8月16日

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マイコプラズマ肺炎について

発生状況

2024年第31週(7月29日~8月4日)は大阪府内18か所の基幹定点医療機関(小児科及び内科医療を提供する300床以上の指定された病院)から70例のマイコプラズマ肺炎の報告があり、定点当たり報告数は3.89でした。
現行の集計方法になってから最も高い定点当たり報告数になっています。
詳しい発生状況については以下をご覧ください。

マイコプラズマ肺炎とは

「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。
マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向があります。
例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。

感染症法に基づく定点把握5類感染症として定められており、基幹定点医療機関から毎週保健所へ報告されます。

症状・治療

潜伏期間は2~3週間程度で、発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、痰を伴わない咳などの症状がみられます。
咳は少し遅れて始まることもあります。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。
多くの人はマイコプラズマに感染しても気管支炎ですみ、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり、重症化することもあります。
一般に、小児の方が軽くすむと言われています。

マクロライド系などの抗菌薬によって治療します。

感染経路・予防

飛沫感染や接触感染によって感染することから、手洗いや咳エチケット等の日常の基本的な感染対策が重要です。
現時点でマイコプラズマ肺炎に有効なワクチンはありません。
長引く咳などの症状があるときは、医療機関で診察を受けるようにしましょう。

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