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更新日:2025年2月12日

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大学生によるIRに関する取り組みについて

大学生によるIRに関するワークショップ・成果発表について

大阪府・大阪市は、令和7年1月17日(金曜日)に國民會館大阪城ビル12階(中ホール)において、「大学生と考える、IR立地がもたらす大阪・関西の未来について」を開催しました。
参加いただいた大学生には、IRに精通した講師からの講演等を通じて、IRに関連するテーマについて大学生同士のグループワークに取り組み、成果を発表していただきました。

参加大学など

参加大学(参加大学生数:41名)

  • 京都橘大学
  • 近畿大学
  • 摂南大学
  • 帝塚山大学
  • 和歌山大学
    (50音順)

講師による基調講演

講師
溝畑 宏 氏(大阪府・大阪市IR推進会議座長、公益財団法人大阪観光局理事長、元観光庁長官)

 観光は地域の総合的戦略産業。例えば地域の文化やモノづくり、エンターテインメント、食、スポーツ、健康・長寿といった、多様な要素をブランディングして、人やお金が集まる仕組みを作り、雇用を創出する。その結果、地域が活発になり、地域の人が誇りを持つ。このような流れを作るのが観光。これから観光という産業は、おそらく日本の中でも大きい成長分野になる。
 IRはアジアで一番の国際観光文化都市になるための都市政策であり、観光政策・経済政策・交通政策の起爆剤になる。世界中の優秀な人、世界中からいろんな方が日本の魅力を求めてやってくる。これによって人やお金が集まり、新しい雇用が生まれ、日本の経済を変えていく。観光とものづくりと食とエンターテインメントは大阪・関西が仕切っていく。これが私が描く日本のあるべき姿。

N

各グループからの発表

 参加いただいた大学生には、講師からの基調講演を踏まえて、大阪・関西の持つ魅力やIRの立地によりもたらされる変化、それらを踏まえて、IRが立地した大阪・関西としてのアピールポイントを考えていただき、その成果を発表していただきました。

WS 20 33

Aグループ

成果(アピールポイント):~日本で一番経済発展する街だ!~、~クリエイティブな街だ!~

(発表内容概要)

  • IRができることによって伝統や文化の発信ができ、日本の食文化、景色などの魅力を日本国内外に伝えられるようになり、日本の伝統や文化の再評価に繋がる。
  • IRができることによってクラブやライブハウスなどの施設ができることが予想され、昼間に限らず夜間の経済活動の活性化が期待できる。

 

Bグループ

成果(アピールポイント):~世界一オモシロイ場所で世界一の生活を!~

(発表内容概要)

  • IRができることによって、公共交通機関の増加や経済活性化により、生活水準の向上が期待できる。
  • IRができることのネガティブな点は、人が増えて混雑が予想されること。

 

Cグループ

成果(アピールポイント):~大阪・日本のエンタメに触れて”笑顔”があふれる場所~

(発表内容概要)

  • IRができることにより海外からの旅行客の増加が予想され、お笑いや食文化、お祭りの文化などの独自の文化に海外の人たちが触れることにより多くの異文化交流が生まれ、新しい文化の創造が期待できる。
  • 食文化を例とすると、和食を海外の人に向けて作り変えることで、新たな和食ができるのではないかと考えた。

 

Dグループ

成果(アピールポイント):~伝統と未来を繋ぐ接点になる~、~日本が幸福度MAXになる~

(発表内容概要)

  • カジノに行く人はVIPが多いと思うので、高い経済効果とVIP対応ができる人材の増加が期待できる。
  • 観光客が増えることにより、関西だけではなく日本全体の経済が活性化し、社会保障や医療への支出を増やしてもらえるのではないかと考えた。

 

Eグループ

成果(アピールポイント):~関西のフードコートだ!!~、~図書館だ!!~

(発表内容概要)

  • IRは大型複合施設であるため、国際会議に家族連れで訪れるビジネス層の増加が期待され、その方々がIRで食文化などを体験してもらうことで、ビジネス層だけではなくファミリー層の需要も満たすことができるフードコートのような施設になるのではないか。
  • カジノができることにより富裕層の外国人観光客が増加することが予想され、富裕層の持つ独自の文化と異文化交流をすることで教育の質向上にもつながるのではないか。

 

Fグループ

成果(アピールポイント):~関西の良さを一番近くで感じられる場所~

(発表内容概要)

  • IRによって雇用が創出され、経済が活性化し、それに伴い観光業も活性化し大阪の魅力を伝えられる機会がより増えると思う。
  • 日本のマナーを一緒に学んでもらうことによって、治安の悪化やマナー違反も同時に解消できるのではないかと考えた。

 

Gグループ

成果(アピールポイント):~世界で一番子育てがしやすい都市~

(発表内容概要)

  • 外国人の観光客が増加により、経済の活性化が期待され、府・市の収入が増加し、インフラや教育、医療、福祉に力を入れることができるようになる。
  • 経済の活性化によって、個人の給料が増えることが予想され、安心して子育てをしていくことができると考えた。

講評

日置 慎治 氏(帝塚山大学学長補佐、経済経営学部長)

 今日この機会をつくってくれたことを感謝をしたい。ぜひ今日の経験を活かしていただきたいと願っている。発表をすべて楽しく聞かせてもらった。
 もう1つのお願いは大学に帰って、同じようなことを企画してやってほしい。若い人たちの間でこういう議論が進むことを期待している。

 

樋口 ゆかり 氏(京都橘大学国際英語学部講師) 

 ポジティブな内容だけではなく、オーバーツーリズムなどのネガティブな影響についても注目したことについて安心した。
 IRは観光の総合集客施設となり、様々な機能を持っているため経済的な恩恵がとても大きい。直接・間接合わせて経済的な恩恵を得ることができるが、光の部分が多ければ影の部分もある。大学に戻ったら、論文などを読んで光の部分と影の部分、両方ともバランスよく自分で研究してもらいたい。
 また、発表内容についても事前の準備もないのによくまとまった内容にしてくれていたと感心した。

 

溝畑 宏 氏(大阪府・大阪市IR推進会議座長、公益財団法人大阪観光局理事長、元観光庁長官)

 みんなに伝えたいのは、どこに行っても自分はどうしたい、どんなふうにしたいのかを考え続けること。本日のワークショップを通して、日本の将来とか、国際、世界の話が出てきたように、小さくまとまらず大きくなってほしい。答えがいくつあってもいい、子育て、雇用、経済、エンターテインメント、クリエイティブ、どんな切り口でもいいからその分野で突き抜けてほしい。
 IRを考えることは夢づくりであり、今回の発表からは世界を感じることができた。日本の今後のあるべき税財政を分析するなど、日本の将来を見てくれていると非常に心強く感じ感心した。これからも大阪で成長し、世界に出て、大阪に貢献する人材になってほしい。

 

N-2

過去の取り組みについて

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