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第1回大阪府人事監察委員会の開催状況について
議事の概要
委員長及び委員長代理の選任
- 委員の互選により、委員長に益田哲生委員(弁護士)が選任された。
- 委員長代理(職員の分限懲戒を審査する部会員のため、氏名は非公開)が指名された。
部会員の指名
- 委員長から、人事監察委員会規則により設定された「職員分限懲戒部会」「教職員分限懲戒部会」「退職管理部会」に属する委員を指名した。
委員の氏名及び会議の公開・非公開の決定について
- 委員長及び退職管理部会に属する委員の氏名は、公開することとした。
(退職管理部会)
氏名 | 職業又は役職等 |
---|---|
大仲 清 | 公認会計士・税理士 |
古賀 茂明 | 元国家公務員制度改革推進本部事務局審議官 |
土橋 純二郎 | 社会保険労務士 |
長谷川 幸洋 | 東京新聞・中日新聞論説副主幹 |
屋山 太郎 | 政治評論家 |
- 職員分限懲戒部会及び教職員分限懲戒部会に属する委員の氏名は、非公開とすることとした。
- 会議については、非公開とすることとした。ただし、支障を生じない限りにおいて、会議の結果の要旨など事後に公開できる情報については、公開することとなった。
《主な委員意見》
(委員の氏名の公開について)
- 会議は、税金により運営されているため、出来るかぎり公開すべき。
- 被処分者から、家族等に何らかの危害が加えられると問題。市名は非公表とすべき。
- 本委員会の趣旨は、処分に関し自由な議論が交わせることが重要。制約を受けるようであれば、公開すべきではない。
- 退職管理部会は、分限懲戒と違い、委員が調査する側になることも想定されるが、調査側が指名を明らかにしないのは、調査の公正性を疑わせるため、公開すべき。
(会議の公開について)
- 職員の分限懲戒に関する部会については、個人情報はもちろん調査の詳細な記録があり、これを公開すると事務への支障が大きいと推測されるため、会議を非公開とせざるを得ないのではないか。
- 退職管理部会については、調査に係ること等非公開とすべき部分があるのは理解できるが、それ以外の審議については公開できるところもあり、内容により柔軟に対応すべき。
今後の委員会の運営
- 委員会については、人事監察委員会規則に則り基本的に部会単位で審議を実施することとなった。
- 全体会議は、委員会全体で審議すべき重大案件が発生した場合に実施することとなった。
- 各部会での審議結果は、随時、各委員にも情報提供することで、情報の共有化を図ることとなった。
部会の審議概要
委員会議の開催後、以下のとおり部会を開催しましたので、その概要についてもあわせてお知らせします。
(教職員分限懲戒部会の概要)
- 委員の互選により、部会長を選出した。
- 以下のとおり、懲戒事案について意見を述べた。
事案 | 事案の概要と部会の判断 |
---|---|
1 |
平成24年度入学式において、式典に参列する必要がないにもかかわらず、式場に無断で入室し、教育長及び校長からの職務命令に従わず、国歌斉唱時に起立斉唱しなかった府立高等学校の教諭(59歳)について「戒告」が相当。 また、平成24年度入学式において、教育長及び校長からの職務命令に従わず、国歌斉唱時に起立斉唱しなかった府立高等学校の教諭(49歳)について、「戒告」が相当。 |
2 | 勤務する小学校の校内において、複数回にわたって不適切な行為を行った泉南市立小学校の教諭(29歳)と教諭(28歳)について、それぞれ「停職3月」が相当。 |
(退職管理部会の概要)
- 委員の互選により、大仲清委員が部会長に選出された。
- 退職管理部会の今後の運営方法について、議論を行い、今後、規制違反の疑い等の事案が発生するごとに、事務局より、部会長に報告の上、当該事案に対する部会の運営方針を確認し、各委員に報告することとなった。