クマは、春に冬ごもりから目覚めて餌を求める行動が活発になり、行動範囲が広がるため、通常は生息していない府内地域にも現れる可能性があります。また、春は今年生まれた子グマが母グマとともに行動を開始する時期であり、母グマが子グマを守ろうと攻撃的になるため、特に注意が必要です。
被害を防止するためには、クマとの出会いを避け、また、山あいの住宅地周辺に引き寄せないよう心がけることが大切です。
クマに出会わないために
- 府や市町村のホームページなどで地域の出没情報をよく確認しましょう。
- 山に行くときは、ラジオやクマ鈴など音が出るものを持って行きましょう。
- 山あいの周辺の住宅地にお住まいの方は、夕方から朝までの間、外出時に注意しましょう。
クマに出会ったときは
- 背を向けず、冷静に、あわてず、ゆっくりその場から離れましょう。
- すぐ近くで出会ったときは、クマが立ち去るまで、両腕で顔や頭を覆い、うつ伏せになるなどの少しでも身を守る行動をとってください。
- 子グマを見たら、近くに親グマがいる可能性が高いです。大変危険ですので、すぐにその場から立ち去りましょう。
餌付け防止のお願い
野生動物による農林業被害や人身被害発生にはさまざまな要因が考えられます。
その一つとして野生動物に食べ物を与えたり、ゴミなどを放置したことにより、野生動物がそれらの食べ物に依存してしまい、その結果、山あいの住宅地周辺に出没し、被害が発生していることが考えられます。
人が野生動物と共存していくためには、野生動物を山あいの住宅地周辺に引き寄せないように十分な注意を払いましょう。
クマを山あいの住宅地周辺に引き寄せないために
- 誘引物となるゴミや収穫後の野菜くず、庭先の果樹等は放置しないで取り除きましょう。
- 住宅や道路周辺で潜みやすい藪がある場合は、刈り取りましょう。
- 果樹園や養蜂箱は、電気柵で守りましょう。
目撃情報等の提供のお願い
クマを目撃した時や痕跡を見つけた時は、速やかに市町村まで連絡してください。
※詳しくは、各市町村のホームページをご覧ください。
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