府立弥生文化博物館　令和7年度春季企画展「いのち輝く古代中国社会のデザイン」を開催

詳細

開催主旨
「いのち」は、過去現在、洋の東西を問わず、人間の最大の関心事といえるものです。長い歴史をもつ古代中国においても、たくさんの「いのち」にかかわる文物が作られました。
たとえば、のびやかな文様が描かれた仰韶文化の彩文土器からは、製作にあたり繊細かつ大胆な手仕事を行った人物の「いのち」を感じ取ることができます。青銅器には、祖先を祀るために用いられた青銅製の彝器（いき）や不老長寿、子孫繁栄を願った銅鏡など、「いのち」をつなぐという思想が表わされたものが多くあります。日常生活の道具を模して墓に納めた明器（めいき）も死者と生者の「いのち」をつなぐアイテムとして重要な役割を果たしました。
本展では、当館所蔵資料より、古代中国の歴史を入門的に紹介するとともに、その中に息づく「いのち」に着目します。

会期　令和7年4月19日（土曜日）から6月22日（日曜日）まで
会場　大阪府立弥生文化博物館2階特別展示室
開館時間　午前9時30分から午後5時まで（入館は午後4時30分まで）
休館日　毎週月曜日（ただし5月5日は開館）、5月7日（水曜日）
入館料　一般430円［340円］／65歳以上・高大生330円［260円］
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
※［］内は20名以上の団体割引料金

○関連行事
（1）関連講演会
第1回　4月26日（土曜日）
中村慎一氏（金沢大学理事）「玉器と中国文明の起源」
第2回　5月24日（土曜日）
落合淳思氏（立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員）
「古代中国の祖先祭祀と人間社会の成り立ち」
第3回　6月15日（日曜日）
橋詰文之氏（和泉市久保惣記念美術館副館長）
「中国古代の青銅器魅力と見どころ」
第4回　6月21日（土曜日）
黄　曉芬氏（東亜大学人間科学部/大学院教授）
「漢墓から見た古代中国人の「不死」信仰とその魅力」

各回共通
時間　午後2時から4時まで
会場　大阪府立弥生文化博物館1階ホール・サロン
定員　各回とも130名（当日先着順、開館時より整理券配付、開演30分前から開場・受付）
参加費　無料（別途要入館料）

（2）関連イベント　新旧学芸員承継ミニシンポジウム
飯村　円氏（元弥生文化博物館学芸員）
「考古学と文献史学―仰韶・竜山文化、二里頭文化と夏王朝―」
檀上雅俊（弥生文化博物館学芸員）
「古代中国文物にこめられた「いのち」―令和7年度春季企画展のみどころ―」
場所　大阪府立弥生文化博物館1階ホール・サロン
定員　130名（当日先着順、開館時より整理券配付、開演30分前から開場・受付）
参加費　無料（別途要入館料）

（3）近つ・弥生〈交換〉講演会
講演会　in　弥生
市川　創（近つ飛鳥博物館学芸総括）「近つ博春季特別展のみどころ」
日時　4月29日（火曜日・祝日）午後2時から3時30分まで
会場　大阪府立弥生文化博物館1階ホール・サロン
定員　130名（申込不要）
参加費　無料（別途要入館料）

講演会　in　近つ
檀上雅俊（弥生文化博物館学芸員）「弥生博春季企画展のみどころ」
日時　5月18日（日曜日）午後2時から3時まで
会場　大阪府立近つ飛鳥博物館地階ホール
定員　150名（申込不要）
参加費　無料（別途要入館料）

（4）学芸員による展示解説
開催日　4月26日（土曜日）・5月24日（土曜日）・6月15日（日曜日）・6月21日（土曜日）
時間　午前10時30分から1時間程度
会場　大阪府立弥生文化博物館2階特別展示室
定員　なし（申込不要）
参加費　無料（別途要入館料）

（5）関連ワークショップ「みがいて輝く！鏡をつくろう」
開催日　5月4日（日曜日・祝日）・5月31日（土曜日）
時間　第1部　午後1時から2時30分まで　第2部　午後2時30分から4時まで
定員　各部10名
参加費　800円（別途要入館料、事前申込み制）
申込方法　下記のとおり

アクセス
JR阪和線信太山（しのだやま）駅下車　西へ約600m
南海本線松ノ浜駅下車　東へ約1500m
国道26号池上町交差点南西角　
駐車場　普通車72台、大型バス7台（無料）