インフルエンザの2024年第51週(12月16日から12月22日)の大阪府における定点あたりの患者報告数(※1)は「45.75」となり、警報レベルの基準値である「30」を超えました。前週の「21.64」から大きく増加し、感染が急速に拡大しています。
感染予防のため、改めて手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。また、年末年始の帰省等で高齢者など重症化リスクの高い方と接触する際には、特に注意をお願いします。また、重症化リスクのある方は、予防接種もご検討ください。
今後さらに感染が拡大するおそれがありますが、一般の医療機関は年末年始が休診となります。年末年始に体調が悪くなった場合の受診方法等については、以下の「年末年始に体調が悪くなった場合」をご覧ください。
次回のインフルエンザの発生状況のお知らせは1月9日(木曜日)です。
※感染予防について注意喚起を行うため、原則として毎週木曜日にインフルエンザの発生状況をお知らせしています。(ただし、木曜日が祝日の場合は、翌開庁日にお知らせします)
【数値の目安】
・流行期入り…1
・注意報基準…10
・警報基準…30
※1「定点あたりの患者報告数」とは
定点医療機関からの総患者報告数を定点医療機関数で割った数のこと。
定点医療機関とは、定点把握対象5類感染症(インフルエンザ等)の発生状況を地域的に把握するため、人口及び医療機関の分布等を勘案して選定した医療機関のこと。府内のインフルエンザの定点医療機関数は約300。
数値は速報性を重視しているため、その後の調査により公表数値に若干の変更が生じる可能性があります。
参考:新型コロナウイルス感染症の発生状況
新型コロナウイルス感染症の2024年第51週(12月16日から12月22日)の大阪府における定点あたりの患者報告数は「2.87」でした。
インフルエンザと同様に、今後、感染拡大する恐れがあります。基本的な感染対策とワクチン接種のご検討をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症は2023年(令和5年)第19週から定点把握を開始したため、2023年第19週以降のデータを掲載しています。
インフルエンザの予防対策
- こまめに手洗いや手指消毒を行いましょう。
- 咳やくしゃみが出る時は「咳エチケット」を心がけましょう。
- 症状がある場合に外出する際は、人混みは避け、マスクを着用しましょう。
- 重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、受診時や医療機関・高齢者施設を訪問するときはマスクを着用しましょう。
- 発熱などの体調不良時にそなえて、常備薬を確保しておきましょう。
- 日頃から栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠をとり、身体の抵抗力を高めましょう。
- 重症化を防ぐために、ワクチン接種をご検討ください。
年末年始に体調が悪くなった場合
年末年始の診療体制について、大阪府ホームページに情報を掲載しています。
「大阪救急ナビ」及び「令和6年度 年末年始における休日・夜間急病診療所等の診療体制について」よりご確認ください。
以下の電話相談窓口は年末年始もご利用いただけます。(以下の情報は「大阪救急ナビ」にも掲載しています)
- いま診てもらえる医療機関が知りたい場合
大阪府救急医療情報センター 06-6693-1199(365日24時間 年中無休) ※医療相談はできません。
- 救急車を呼ぶかどうか相談したい場合
救急安心センターおおさか #7119または06-6582-7119(365日24時間 年中無休)
- 夜間に子どもの急病について相談したい場合
小児救急電話相談 #8000または06-6765-3650(19時から翌朝8時 年中無休) ※育児相談はできません。
お問い合わせ先
- 感染症の流行状況に関すること
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 健康危機管理課:06-6972-1327
- 年末年始の診療体制に関すること
健康医療部 保健医療室医療対策課 救急・災害医療グループ:06-6944-9168
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