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府民の声と府の考え方 公表(詳細)
件名 | 公共工事の入札制度等について |
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府民の声 | 府では多岐に渡る要望に対処するべく前向きに入札制度の改善に取り組まれてきたところであるが、コロナ禍が落ち着きを見せるに伴い個人消費は穏やかに持ち直し、世間では景気回復の兆しが期待されている中、一方で、我々建設業界ではまだまだ問題が山積みである。そのひとつに建設業が直面している「2024年問題」があり、猶予されていた時間外労働上限規制が適用された後、従業員に長時間労働させることができなくなり、労働力が不足することから業務遂行が困難になりえる。また日本は、少子高齢化が進み労働人口が減少することから、社会全体で労働力が不足する問題を抱えており、特に建設業は他産業よりも人手不足が深刻な状況にある。その理由として、労働環境が過酷であること、3K(汚い・キツい・危険)や新3K(帰れない・厳しい・給料が安い)と言われるようにイメージが悪いことなどが挙げられ、故に事業に支障が出ないように労働環境を整備し業務の効率化を図るといった対応が求められている。もうひとつに大阪・関西万博があり、建設業界は国内で建設の受注が増加傾向となるなか、資材が高騰していることや調達そのものが難しくなっており、高層ビルの建設などに必要な「鉄骨」は、調達に半年以上かかるケースもあるほか、建物の骨格が完成したあとに行われる空調や電気設備といった工事を担う技術者が不足する懸念もある。以上のことから原材料の過剰な高騰や人件費の高騰による建設費の圧迫などが余儀なくされることとなる。そのためにも資材の価格や人件費等の経費を見積書の再徴取などを行い最新の実勢価格等を踏まえた積算による予定価格の設定された入札や発注スケジュールを考慮して頂くよう、お願いしたい。また災害時には、地元建設業者で迅速な災害対応をしており、今後も、いたるところで予想もしない甚大な災害が発生する可能性がある。そうした災害時に地元建設業者の即応性が問われることとなる。今後も地元に根ざす建設業者として、社会資本整備はもとより緊急支援活動にも力を発揮し地域社会に貢献できるよう、現行の入札制度の更なる改善を期待するものであり、9項目について要望を行う。(詳しい要望内容(要望書)はこちらを参照してください。 URL:https://www.pref.osaka.lg.jp/koho/05-dantaial/231129_yobosatsuki.html) (府議会議員から10月30日に取次があり、11月29日に府民と対応したもの。) |
府の考え方 | 9項目の要望に対し、都市整備部事業調整室の各担当者より取組の現状及び今後の対応について回答しました。 (詳しい回答内容はこちらを参照してください。 URL:https://www.pref.osaka.lg.jp/koho/05-dantaial/231129_kaitosatsuki.html) (2023年11月29日連絡) |
所轄課 | 総務部 契約局総務委託物品課 |
カテゴリー | 府政運営・市町村 |
回答種別 | 回答を行ったもの |
受付日 | 2023年12月8日 |
公表日 | 2023年12月15日 |