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空調設備科
科の概要
建物には必ず冷房や暖房をおこなう「空調設備」が設置されており、今や生活必需品となっています。空調設備は設置して終わりではなく、正常に動作しているかの確認や、故障したら修理が必要です。つまり、空調設備が無くならない限り、空調設備業界も無くならない「将来性のある業界」です。
冷凍空調設備業界へCOME ON!(外部サイトへリンク)
空調設備科は、近畿で唯一の「空調設備」に特化した科目です。訓練生は若年者から中高年まで幅広い年齢層の方々を受け入れています。女性も大歓迎です。
ビルや工場に設置する大規模な業務用の空調設備の選定、施工、保守、修理に関する知識と実践的な技能を学び、関連する資格の取得を目指します。
授業について
仕上がり像
- 家庭用・業務用エアコンの据付工事ができる
- 業務用エアコンの故障診断ができる
- 空気調和機の保守メンテナンスができる
- 冷媒回収ができる
授業内容
半年間のおおまかな流れ
4月~6月(10月~12月)
・第2種電気工事士 ・特別教育(アーク溶接) ・技能講習(ガス溶接) ・配管加工実習 ・シーケンス制御実習 ・空調理論 |
7月~9月(1月~3月)
・資格対策(冷凍機械責任者) ・空調機器据付実習 ・空調機器メンテナンス実習 ・CAD製図実習 |
主な学科詳細
主な実技詳細
取得可能な資格
- 第二種電気工事士
エアコンの電気配線を接続する際に必要な資格です。5月(10月)に筆記試験、7月(12月)に技能試験を受験します。 - 第三種冷凍機械責任者
エアコンには高圧ガスが封入されています。大型のエアコンの取扱いを行う際に必要な資格です。訓練修了後の11月に受験を目指します。(第三種冷凍機械責任者の試験は年1回のみとなっています) - アーク溶接特別教育
アーク溶接とは、「アーク放電」という電気的現象を利用して金属を高温にして接合することをいいます。エアコンの室外機の架台や、配管の支持金具を製作する際に必要な資格です。6月(11月)に特別教育を受講します。
使用機器
- 個人
シーケンス実習ボード、パソコン - グループ
ルームエアコン、業務用エアコン、冷媒回収装置、ガス溶接装置、アーク溶接装置 - クラス
冷温水発生装置、恒温恒湿空調設備、プレハブ冷凍装置、太陽光発電システム装置
就職について
就職可能な職種
- 空調設備工事業
エアコンの取付工事を行う仕事です。エアコンには冷媒配管、冷温水配管、冷却水配管などの配管類や電源線、制御線、リモコン線などの配線類など、様々なものを接続する必要があり、幅広い知識が必要です。エアコンの取付工事には自ら工事を行う職人と、工事現場の安全や品質・工程などの管理を行う施工管理の2つの職種があり、それぞれの職種で必要なスキルが異なります。形に残る仕事がしたい人にお勧めの職種です。 - 空調設備保守管理業
エアコンの修理を行う仕事です。お客様から修理の依頼を受け、現地に向かい、故障の原因を調査し、その原因の排除や部品交換、調整をして修理する仕事です。修理が完了して、お客様から直接いただく感謝の言葉は大きなやりがいとなります。 - ビル設備管理業
建物の中には電気設備、空調設備、給排水設備、消防設備など様々な設備があり、それらの設備を保守・管理する仕事です。空調設備では、温度の調整だけでなく、湿度や空気の清浄度、風の流れなども適切にコントロールする必要があります。設備が正常に稼働しているかを監視するとともに、光熱費を抑えるための省エネ計画、老朽化に伴う修繕計画の立案など、仕事は多岐にわたります。
主な就職先
- 空調設備工事業:株式会社精研、株式会社JR西日本テクシア等
- 空調設備保守管理業:日本空調サービス株式会社、不二熱学サービス株式会社、東芝キャリア株式会社等
- ビル設備管理業:南海ビルサービス株式会社、東洋ビルメンテナンス株式会社、日本管材株式会社等
科目で必要な費用
- 教科書、作業服、工具代など 概ね42,000円
- 資格受験料など 概ね20,000円
授業風景等
業界団体の紹介
- 一般社団法人 日本冷凍空調設備工業連合会(外部サイトへリンク)
冷凍空調設備専門業者の全国団体です。 - 一般社団法人 近畿冷凍空調工業会(外部サイトへリンク)
冷凍空調設備業者の地域団体です。
冷凍機械責任者試験等の各種試験、講習会の開催、会員企業への情報発信を行っています。 - 公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会(外部サイトへリンク)
「建築物の快適な環境の確保」という社会的要請に応える公益団体です。 - 一般社団法人 大阪ビルメンテナンス協会(外部サイトへリンク)