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八尾河内長野自転車道(南河内サイクルライン)
南河内サイクルラインの起点は、大和川にかかる大正橋。すぐそばの八尾空港から飛び立つ小型飛行機を見ながら、河内長野をめざしてスタート。
東に少し走ると、大和川の氾濫を防ぐための付け替え工事(1704年)を記念した公園、そして、渓流が見えてきます。渓流は水質改善のために造られたもので、釣りを楽しむ人もちらほら。
大和川の堤防を走る道は、やがて石川との合流地点から、府営石川河川公園に下りていきます。さらに南に進むと、応神天皇陵など、全国でも有数の大規模古墳群が見えてきます。また、ゆるやかに続く丘陵には縄文前期の遺跡や飛鳥時代の豪族の群墓が集中し、この辺りが古代から開けていたことがうかがえます。近世に入ると、河内地方特産の木綿などを、東高野街道や石川で大坂まで運ぶ交通の要衝になりました。今も富田林寺内町には、豪商の家並みが残っています。
コースの中間地点を過ぎたあたりには、自転車、歩行者専用の石川サイクル橋が架けられています。対岸に渡り川西大橋まで来ると、もう一度橋を渡り、今度は国道309号から国道170号に沿って走ります。
府営錦織公園が右手に見えてきたあたりから上り坂。ようやく、サイクルラインのゴール・河内長野市原町に到着です。
南河内サイクルライン近くにある大阪ミュージアムベストセレクションに選定されている登録物を紹介します。近くを走られたら、少し寄り道してご覧下さい。