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更新日:2009年8月1日

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ぶどう

デラウェアの写真 ピオーネの写真 マスカット・オブ・アレキサンドリアの写真

大阪府はぶどう栽培が盛んで、栽培面積全国第9位、収穫量全国第8位を誇るぶどう産地であり、全国に出荷しています。特に主力品種のデラウエアでは、栽培面積全国第3位です。

中部管内の柏原市、交野市、枚方市では、デラウェアをはじめ、ピオーネ、マスカット・ベリーA、シャインマスカット、甲州、ネオマスカット、マスカット・オブ・アレキサンドリア等たくさんの品種が栽培されています。

近年のワイン人気にはじまり、抗酸化物質のポリフェノールを含んでいることで注目を集めているぶどうですが、栽培の歴史は古く、柏原市では約300年前には紫ぶどうが家屋の日陰樹として植えられていたそうです。本格的な栽培の始まりは明治17年で、柏原市堅下に甲州が導入され、明治末期から大正時代にかけて、現在の同市堅上や国分にも広がりました。一方、交野市神宮寺はもも産地でしたが、いや地(連作障害のある土地)などにより、戦後、デラウェア中心のぶどう産地に生まれ変わりました。また、枚方市では昭和20年代にガラス温室で高級ぶどうの栽培が始まりました。

栽培技術では、昭和30年代からハウス栽培(無加温、加温)が行われるようになり、収益の向上と作業の分散化が図られました。また、昭和35年にジベレリン処理によるデラウェアの種なし早熟栽培が実用化され、これらの栽培技術がぶどう産地の発展に大きく寄与してきました。

流通面では、中部地域の特色として、市場出荷以外に府内での観光農業の先駆けともいえる観光ぶどう狩りに早くから集団で取り組んできました。また、沿道での販売や宅配等様々な販売形態をとることによって産地が発展していることも特徴といえます。

R2年産ぶどう生産統計
順位 都道府県

結果樹面積(ha)

10a当たり収量(kg) 収穫量(t) 出荷量(t)

1

山梨

3,790

923

35,000

33,400

2

長野

2,290

1,410

32,300

30,500

3

山形

1,480

1,050

15,500

14,000

4

岡山

1,140

1,220

13,900

12,700

5

北海道

1,040

667

6,940

6,600

6

福岡

731

894

6,370

5,990

7

青森

418

1,150

4,810

3,900

8

大阪

401

980

3,930

3,750

9

愛知

432

836

3,610

3,370

10

岩手

352

988

3,480

3,210

(出典:農林水産省農林水産統計)

H30年産ぶどう品種別都道府県栽培面積(単位:ha)
順位

都道府県

デラウェア 早生デラウェア デラウェア集計

1

山形

903.6

49.7

953.3

2

山梨

340.8

11.0

351.8

3

大阪

266.7

 

266.7

4

島根

113.5

 

113.5

5

石川

69.4

2.0

71.4

6

長野

67.0

 

67.0

7

北海道

48.5

5.5

54.0

(出典:農林水産省 特産果樹生産動態等調査より抜粋)

  1. 大阪ぶどうの品種紹介
  2. ぶどうの主な管理作業
  3. 大阪ぶどうの作型
  4. ぶどう質問箱

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