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おおさかの環境2010 大阪府環境白書 「巻頭特集 大阪エコライフ(生物多様性と私たちのくらし編)」
5.おわりに
「生物多様性」と聞くと何やら難しそうな響きですが、大切なのは生きものがつながり合いながら生きていて、私たちもそれらからたくさんの恵みを受けて生きているということです。
ご飯を食べられることや服を着られることは、当たり前で、永遠のものだと考え、つい生物多様性に対する自らの責任を忘れがちになります。
生物多様性を保全するためには、私たち全員の参加と心がけが重要です。
前章でご紹介した取組みは気軽にできるものばかりです。
地元で取れた旬の食材を味わったり、自宅に植えた草花を求めてチョウやとんぼがやって来ることを喜んだり、イベントで知り合った人と生きものの話をしたり。生物多様性を意識しながらそういったくらしを楽しむ心持ちで、生物多様性の保全に取り組んでみてはいかがでしょうか。
大阪にも、下の写真のように、いろいろな場所にいろいろな生きものがいて、生きものとのつながりを感じることができます。
「生物多様性」は難しいようですが、そんなあなたの心持ち次第で、ぐっと身近な存在になるでしょう。
「生物多様性」って、いろんな生きものがいてそれらがつながり合っていることを言うんだね。生物多様性に私たちの生活は支えられているんだ。
私たちも生物多様性のことをしっかり考えて、生物多様性を保全するために、自分たちができることから始めてみよう。そして、周りの人にも教えてあげよう。
みんなで守ろう生物多様性!