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更新日:2010年12月27日

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おおさかの環境2010 大阪府環境白書 「ごあいさつ」

おおさかの環境2010 大阪府環境白書


ごあいさつ

橋下知事の写真生物多様性は、食料をはじめとして、衣服、住居、医療などのあらゆる分野において、私たちに恵みをもたらし、私たちの生存基盤を支えてくれています。そうした生物多様性を保全するため、国連では2010年を「国際生物多様性年」と定め、去る10月には「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)が名古屋市で開催され、国際的にも人類が手を携えて行動していく方策が話し合われました。

大阪でも、周辺山系や河川、大阪湾、身近な農空間のほか、都市の公園や緑地といったさまざまな場で、多くの生きものがくらしていますが、都市化が進むことにより、生きものの生息場所が限られており、人と自然のつながりも希薄になっています。このような大阪の生物多様性の状況を私たちひとりひとりが知り、生きものの生息環境に配慮した活動を拡大し、身近な自然環境を守り再生していくことが必要です。

大阪府では、様々な環境問題が、府域や府域を超えて関西、さらには地球規模で引き起こされている現状をふまえ、平成23年3月に新しい「大阪府環境総合計画」を策定するため作業を進めているところです。この中で、地球温暖化の防止、資源の循環的利用、生物多様性の保全、安全で健康的な暮らしの確保などについて、大阪府の環境施策に関する基本方針や具体的手順をお示しする予定です。

環境問題の解決に当たっては、行政はもとより府民や事業者のみなさまが環境問題を意識して力を合わせて取り組むことが必要です。この白書が、みなさまが大阪の環境の状況と大阪府の環境施策について理解を深め、環境問題の解決に向けて取り組んでいただく一助となれば幸いです。

大阪府知事 橋下 徹

▼巻頭特集


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