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ジカウイルス感染症(ジカ熱)について
ジカウイルス感染症(ジカ熱)とは
ジカウイルスを持っている蚊が人を吸血することで起きる感染症です。
(平成28年2月から統計が開始されています。)
ジカウイルス感染症は、アフリカ、アジア太平洋地域や中南米地域で流行しています。
これまで、日本国内での感染事例はありませんが、海外の流行地域で感染した輸入感染症例が報告されています。
症状は、比較的軽いですが、妊娠中の女性が感染すると、お腹の中の赤ちゃんが小頭症になることがあるといわれています。
感染経路と症状
ジカウイルスを持っている蚊が吸血することで感染します。
ヒトからヒトへの直接感染はありませんが、輸血や性行為によって感染する可能性があります。
潜伏期間は、2から12日(多くは2から7日)で、主な症状は、軽度の発熱、発しん、結膜炎、関節痛、筋肉痛、倦怠感、頭痛などですが、感染しても症状がない場合や症状が軽いため気づかない場合があります。
感染しても、治療薬はなく、対症療法となります。
また、妊娠中の女性が感染すると、お腹の赤ちゃんに小頭症の先天性の障がい(先天性ジカウイルス感染症)をもたらす可能性があることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方は流行地への渡航を控えた方がよいとされています。
やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じる必要があります。
厚生労働省:ジカウイルス感染症に関する妊婦の電話相談窓口一覧(外部サイトへリンク)
日本感染症学会:ジカウイルス感染症協力医療機関一覧(外部サイト)
予防について
ワクチンはありませんので、長そで・長ズボンの着用、虫よけスプレーを使用するなど蚊に刺されないように注意しましょう。
予防や対策について、知りたい方はこちらをご覧ください!