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更新日:2017年8月7日

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レプトスピラ症について

レプトスピラ症とは

レプトスピラ

病原性のあるレプトスピラという細菌に感染することでおこる動物由来感染症です。
レプトスピラ症は、日本だけでなく世界中で発生があり、特に中南米、東南アジアなどの熱帯、
亜熱帯地域での流行が報告されています。
レプトスピラ症に感染しているドブネズミなどをはじめ多くの野生動物、家畜(ウシ、ウマ、ブタなど)やペット(イヌ・ネコなど)の尿との直接的な接触、あるいは尿で汚染された水や土壌が、体の傷や粘膜に接触することで感染したり、汚染された水や食べ物を摂取したことにより感染します。
通常、ヒトからヒトへの感染することはまれです。
レプトスピラ2日本では、1970年代前半までは、年間50人以上の死亡者数が報告されていました。
衛生環境の向上等により近年では、死亡者数は減少していますが、現在でも散発的な発生は各地で認められています。
レプトスピラ症例の原因

症状

レプトスピラ症は、多様な症状を示す急性熱性疾患です。感染後、3日から14日の潜伏期間があり、頭痛、発熱、吐き気、悪寒、筋肉痛、下痢、腹痛などの症状が出現します。
軽症のものから黄疸、出血、腎不全などを伴う重症なもの(ワイル病)まで症状はさまざまです。なお、ワイル病の死亡率は5から40%といわれています。治療には抗菌薬の投与が行われます。早期に行う必要があります。

対策

  • ラフティングやカヤックなどの水に関するレクリエーションにより感染する場合がありますので、水中でケガをしないよう注意しましょう。
  • ケガをしている場合は、水の中に入るのを控えましょう。
  • 汚染されている可能性のある水や食べ物を口にすることはやめましょう。
  • 洪水の後は、水に入らないようにしましょう。

イヌのレプトスピラ症について

イヌのレプトスピラ症は、世界的に見られる感染症であり、イヌはヒトと同様に多くのタイプのレプトスピラに感染します。感染経路もヒトとほぼ同様です。
レプトスピラ症に感染したイヌは、長期間、無症状のまま尿中に菌を排出することがあり、ヒトへの感染源となる場合があります。

症状

発熱、倦怠感、食欲不振、おう吐、脱水、出血が見られ、その後、腎不全、肝不全に発展します。
治療が遅れれば、死に至る場合があります。

治療

抗菌薬の投与

予防

イヌ用のワクチンで予防できるものもあります。

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