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H28年度 大阪の子どもを守るネット対策事業の取組について
今年度(平成28年度)の「大阪の子どもを守るネット対策事業(文部科学省委託事業)」の取組について、ご紹介しています。
New!!事業報告書&適切なネット利用のための事例・教材集の作成・配付について
本事業を一過性に終わらせないため、OSAKAスマホサミット2016等の事業報告とともに、先進的な各校の実践事例や事業者の協力を得て作成した指導教材や指導の手引きなどを盛り込んだDVD付き事例教材集を作成しました。
第二章には、ネットトラブルの低年齢化に対応するため、今年度、全国初の取組としてモデル的に実施した、大学生講師による「小学校3・4年生のためのネット・SNS安全教室」の概要や教材等を掲載・収録しています。
この事例・教材集は、教職員研修や授業などで活用してもらうため、冊子とDVDをセットにして3千部作成し、府内の全ての小学校、中学校、高等学校及び支援学校等に今年度中に配付します。
OSAKAスマホサミット2016を開催しました!12月11日(日曜日) 大阪市立阿倍野区民センター
大阪府内各地域の小中高生約60名が、6月から3回のワークショップを行い、インターネットを介した事件やトラブルの被害に遭わないよう、スマートフォン等の適切な使い方について考え、独自に取り組んできた成果を発表しました。3回目となる今年は成果品として、スマホの適切な使い方を啓発する動画4種類、言葉では伝えにくい気持ちを表すSNSスタンプ、小学生にも理解しやすい紙しばい、スマホの長時間利用を防止するアプリ「おかんアプリ」を作成しました。
また、今年度、大阪府が低年齢化対策として取組んだ、大学生講師による「小学校3・4年生のためのスマホ・SNS安全教室」(全国初!)の報告を行いました。
第二部では「適切なネット利用対策実践事例コンクール」で優秀事例となった5校からの発表、第三部では中高生と大人とのトークセッションが行われ、最後に今年のサミットメンバーが考えたスマホの使い方に関する「OSAKAスマホ宣言2016」を宣言。今後も子どもと大人が一緒にスマホの適切な利用を考えていくことを会場全体で確認しました。
New!! OSAKAスマホサミット2016の記録映像は、下の画像をクリックしてご覧いただけます。(約10分)
【OSAKAスマホサミット2016メンバー 14校】 今年は小学生も参加しました!
羽衣学園高校 大阪市立南高校 大阪府立野崎高校 大阪狭山市立南中学校
摂津市立第三中学校 寝屋川市立第六中学校 寝屋川市立第八中学校 高石市立高石中学校
大阪市立井高野中学校 大阪市立堀江中学校 大阪市立九条南小学校 交野市立第一中学校
堺市立大泉中学校 豊中市立第十二中学校
コーディネーター・学生サポーター
コーディネーター: 竹内 和雄 兵庫県立大学准教授
学生サポーター : 兵庫県立大学ソーシャルメディア研究会、大阪教育大学、関西外国語大学の大学生
プログラム
13時 開会 司会:中学生(豊中市立第十二中学校)と高校生(大阪市立南高校)
主催者挨拶:大阪府青少年・地域安全室長 松岡 豊
来賓ご挨拶:総務省近畿総合通信局電気通信事業課長 原 彰宏 様
13時10分 大阪府の取組報告 【全国初】小学校3・4年生のためのスマホ・SNS安全教室
今年度、大阪府では低年齢化対策として、全国で初めてとなる大学生講師による「ネット・SNS安全教室」を交野市内の小学校3・4年生を対象に実施しました。併せて実施した、「保護者に対する学習講座」の内容とともに報告しました。
その内容と教材等はスマホサミットの事業報告と併せて、DVD付き事例・教材集に収録し、府内の全ての小中高校等に配付することとしています。
是非、学校や家庭、地域での取組にご活用ください!!
安全教室の様子「ネットをしている人!」
サミットでの発表の様子
受講した小3生から感想を言ってもらいました。
13時20分 第一部 サミットメンバーからの発表
1. OSAKAスマホサミット2016までの道のり・・・6月から始まったワークショップの様子をまとめた動画を上映しました。
2. 約4万人の府内小中高校生に聞いた「OSAKAスマホアンケート2016」結果発表!
今年は、府内約4万人の小中高校生から回収したスマホの利用実態に関するアンケート結果を小・中学生が発表しました。
<OSAKAスマホアンケート2016結果>
アンケート結果とアンケート項目については、それぞれ下の項目をクリックしてご覧ください。
- OSAKAスマホアンケート2016分析結果(PPT:304KB)
- アンケート項目⇒ 【小学1年から3年生用】スマホアンケート(ワード:159KB) 【小学4年から高校生用】スマホアンケート(ワード:71KB)
3. スマホサミットメンバーからのメッセージ
アンケート結果を踏まえ、適切なスマホ利用の啓発方法を参加メンバーで考えた成果を発表しました。
今年は、啓発動画4種類とSNSスタンプ、小学校低学年向けの紙しばい、スマホの使いすぎを防止するアプリを作成しました。
全て参加メンバー自作自演の作品です。
作成した動画やSNSスタンプは下の画像をクリックしてご覧ください!
- <動画Aチーム> タイトル:「ながらスマホは危険」 「友達と一緒にいてるのに」(各約1分)
(外部サイトへリンク) (外部サイトへリンク) - <動画Bチーム> タイトル:「軽い気持ちで・・」(約6分半)
(外部サイトへリンク) - <動画Cチーム> タイトル:「お手本になって!」(約40秒)
(外部サイトへリンク) - <動画Dチーム> タイトル:「フィルタリングのある時・ない時」(約2分)
(外部サイトへリンク) - <SNSスタンプ> 直接言いにくい気持ちをスタンプに! ⇒ SNSスタンプ当日発表資料(PPT:2,719KB)
New!! こちらのページに各種スタンプを掲載しています!是非、ご活用ください。⇒SNSスタンプのページ(スマホサミット2016メンバー作成)
- <紙しばい> 小学校低学年向けに作成! ⇒ ⇒ ⇒ 紙しばい 当日発表資料(PPT:4,108KB)
- <おかんアプリ> スマホ依存を防止! ⇒ ⇒ ⇒ おかんアプリ当日発表資料(PPT:2,668KB)
14時20分 第二部 「適切なネット利用対策実践事例コンクール」発表会
優秀事例の5校から、各校の取組を動画や寸劇を交えて発表してもらいました。
各校の取組については、事例集としてとりまとめました。あなたの学校や地域における取組のご参考にしてください。
H28適切なネット利用対策実践事例コンクール事例集(PDF:1,122KB)
<大阪市立九条南小学校の発表>
<羽衣学園高校の発表>
<大阪市立菫中学校の発表>
<摂津市立第三中学校の発表>
<交野市立第一中学校の発表>
15時15分 第三部 「スマホ利用を考えるトークセッション」
スマホアンケートの結果を見ながら、中高生代表6名とPTA代表5名の皆さんによるスマホの利用実態についてお話いただきました。
15時55分 OSAKAスマホ宣言2016「私たちが考えるスマホの適切な使い方」
サミットメンバーが6月から議論を重ねて、まとめあげた「スマホ利用のルール三カ条」をスマホ宣言として発表しました。
16時 激励のことば ⇒ 閉会 ⇒ 全員の記念写真
小中高校生の発表を受けて、吹井青少年課長から「6月からの取組を通じて皆さんは大きく成長された。自身でも大きな充実感を感じているはず。今回の成果を是非皆さんの学校や地域に広げて欲しい」と今後の益々の活躍に対する激励のことばが贈られました。
このような取組が、府内全ての市町村においても実施されるよう望んでいます。
参考資料
OSAKAスマホサミット2016までの道のり
第3回ワークショップ 参加メンバーが啓発ツールをそれぞれ作成
- 日時:平成28年11月13日(日曜日)午前9時半から12時半
- 会場:大阪市立南高校
- 参加者:上記スマホサミット2016メンバー14校の小中高校生 約60名
- ファシリテーター:兵庫県立大学 竹内和雄准教授 及び 竹内研究室学生、大阪教育大学及び関西外国語大学の学生
9月のワークショップで決めた啓発ツールを完成させるため、それぞれ役割分担して作成してきたシナリオやイラスト等を持ち寄って、撮影や作業を行いました。
動画作成班は、羽衣学園チーム、摂津3中チーム、寝屋川チーム、野崎高チームに分かれて、ドラマ仕立てや注意喚起など4種類の動画を撮影。
アプリ作成班は、スマートフォンの使い過ぎ防止を目的に、(株)ディー・エヌ・エーの協力で設定内容を検討し、アプリで使うイラストやアイコンを作成。
スタンプ作成班は、アイデアを駆使して、相手に直接伝えにくい言葉を表現するためのスタンプを作成。
紙芝居作成班は、小学生にわかりやすくネット利用の注意点を伝えるために、アイデアを出した中学生と一緒に小学生も文言のチェックや色塗りを担当。
子供達自身で考え、演じ、作成した対応策をいよいよ、12月11日のOSAKAスマホサミットで発表します!乞うご期待!
1.今日することを皆で確認後、各班の作業へ
2.小学生も一緒に紙芝居を作っています。
3.撮影前に皆でイメージ合わせ(摂津チーム)
4.動画に使う小道具を作成(野崎チーム)
5.配役を決めて、シナリオ確認(寝屋川チーム)
6.監督も撮影も自分達です。まさに自作自演
7.アプリで使うイラストを吟味
8.声を合わせて締めのメッセージ(羽衣チーム)
9.自分なりのスタンプを真剣に考えてます
第2回ワークショップ 参加メンバーがスマホアンケート結果を踏まえて議論
- 日時:平成28年9月11日(日曜日)午前10時から12時半
- 会場:大阪府咲洲庁舎44階 大会議室
- 参加者:上記スマホサミット2016メンバー14校の小中高校生 約60名
- ファシリテーター:兵庫県立大学 竹内和雄准教授 及び 竹内研究室学生、大阪教育大学及び関西外国語大学の学生
スマホアンケートの分析結果を踏まえ、各班ではスマートフォンの長時間利用やSNS上のけんか、見知らぬ人でもやりとりする理由等について、「あるある」等とそれぞれ自分のスマホ事情を告白しながら、スマートフォンの「悪い面」に陥らずに「良い面」を上手に使う方策について議論が展開されました。
一方的に大人にルールを押し付けられるのは嫌だけど、自分達でもルールは必要と思っている。自分達と同じ過ちをしないように小学生にもっとインターネット利用の「悪い面」について教えることが大切だという中高校生。様々な思いをわかりやすく伝えるために、啓発動画やスタンプ、アプリ、紙芝居を作成しようということになりました。
1.皆でアンケート分析結果を見ました。
2.分析結果から感じる問題点を付箋に書きます。
3.付箋をカテゴリ別に貼っていきます。
4.問題点を克服するための解決策も考えました。
5.題名やカテゴリを書いて発表準備
6.班ごとに発表。皆一言ずつ発表しました。
7.スタンプ班。今年はどんな気持ちがスタンプに。
8.紙芝居班。中学生から小学生に伝授。
9.人気の動画班。4種類ぐらい作ろうかな。
第1回ワークショップ 大阪の小中高生がスマートフォン利用について議論
- 日時:平成28年6月12日(日曜日)午前10時から12時半
- 会場:大阪府咲洲庁舎44階 大会議室
- 参加者:上記スマホサミット2016メンバー14校の小中高校生 約60名
- ファシリテーター:兵庫県立大学 竹内和雄准教授 及び 竹内研究室学生
今年は初めて小学生も参加。約60名の小中高校生が9つの班に分かれ、スマートフォンの二つの側面(いい所と悪い所)について、意見を出しあい、班ごとに発表しました。議論を通して、参加者それぞれの取組みたい課題が浮き彫りになってきたようです。まずは昨年度と同様、同年代のスマートフォンの利用実態を把握するアンケート調査をすることになりました。
1.緊張をほぐすためアイスブレイク
2.スマホのいい所と悪い所を付箋に書きます
3.カテゴリ別に貼っていきます。
4.コメントや題名を書いていきます。
5..完成!班ごとにプレゼンです。少し緊張
6.それぞれユニークに発表できました。
スマホ・SNSのトラブルから子どもを守る指導者研修 募集締切りました。
スマホ・SNSのトラブルから子どもを守るため、具体的なトラブル事例とその回避策について、主に教職員や保護者を対象に研修を行いました。
- <研修概要>
- 対象:教職員、PTA・保護者、警察職員、青少年指導者 等
- 時期:平成28年6月から12月(お申込みは11月末までにお願いします。)
- お申込み方法:下の基本研修メニューから、希望する研修メニューを選択し、希望時期等を記載して事務局にお申込みください。
事務局で講師と日程等について調整のうえ、ご連絡させていただきます。学校等への出前研修も可能です。 - 費用:講師謝金、旅費等は、原則不要です。(一部、ご負担いただく場合があります。)
- 研修メニュー
- NTTドコモ 「スマホ・ケータイ安全教室」
- KDDI 「スマホ・ケータイ安全教室」
- J:COM 「J:COMあんしんネット教室」
- デジタルアーツ(株):最新のネットトラブルへのフィルタリング活用法
- (株)ディー・エヌ・エー:スマホ実機の体験型研修
- LINE(株):主に無料通話アプリLINEに関するもの
- グリー(株):「正しく怖がるインターネット 事例に学ぶ情報モラル」
- <参考資料> H28スマホ・SNSのトラブルから子どもを守る指導者研修(裏面申込書)(エクセル:23KB)
- <昨年度の様子>
実行委員会の開催
- 第1回実行委員会を平成28年5月27日(月曜日)に開催し、今年度の事業計画等を決定しました。
- 第2回実行委員会は、平成29年1月25日(水曜日)に開催し、今年度の事業総括をしました。
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