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ソーラー発電を活用したハウスの自動開閉装置DIYの取組み
若手生産者3名のハウスにソーラー発電を用いた自動開閉装置をDIYで導入しました!
- 現状
富田林市では都市立地の優位性を生かしたなす、きゅうりの産地が形成されています。ハウスでの栽培では、側面等を開閉して換気することで、ハウス内の温度を適切に管理することが重要です。大半のほ場は換気を手動で行っており、栽培管理作業に係る労働時間の約20%を占めるなど、大きな負担となっています。 - 課題
気温に応じて自動で開閉する装置が市販されていますが、この地域では小型パイプハウスが多く導入コストが高くなること、また自動開閉装置の設置には電源の確保が必要であることなどが導入における課題となっています。 - 取り組み
農の普及課ではスマート農業に関心を持つ若手農業者らに、「電源が確保できない土地でも安価に省力化を図れるソーラー発電自動開閉装置の自作(DIY)」を働きかけ、経営強化チャレンジプロジェクト(スマート農業DIY事業)を活用した民間事業者とのマッチングを行い、3名のハウス(計12a)に本機器の導入を図りました。 - 生産者の声
導入に取り組んだ生産者からは、「DIYは少し大変だったが電気が通ってない農地でもソーラー発電で自動開閉できるのでとても省力化できた。」「規模拡大の見通しが立った。」などの声がありました。 - 制度の紹介
大阪府では生産物の高品質化や収量増大、農作業の省力化を実現するため、大阪農業の規模に適したスマート農業を推進しています。
また、大阪にはモノづくりに優れた事業者が多く、農業者と技術者が連携しスマート農業機器を自作することで、農業者の規模・目的に応じたスマート農業機器を低コストでの導入が可能です。
DIYで低コストにスマート農業を推進し、大阪の農業を盛り上げていきましょう!!
なおR4年度の本事業については経営強化チャレンジプロジェクト事業(スマート農業DIY事業)をご参考にしてください。
ソーラー発電を活用した自動開閉装置
ハウスに設置している様子
自動開閉装置
太陽光パネル