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企業における一斉帰宅の抑制の取組事例の紹介(明治安田生命保険相互会社)
明治安田生命保険相互会社
一斉帰宅抑制の取組内容
弊社では、大規模災害発生時には、安全を確保できることを前提に、社内・自宅等にかかわらず“被災時にいる場所から動かず待機する”(津波避難は除く)こととし、これをふまえた災害発生時の行動基準や緊急時の連絡先等をまとめた「防災カード」を全役職員へ配付のうえ、順守を徹底しております。
また、全役職員を対象とした安否確認システムの家族用伝言サービスを全役職員と家族が使用できる状態とし、その使用方法等を記載した「家族用防災カード」を全役職員の家族に配付しています。お互いの安否を確認できることで帰宅の動機を抑制できると考えております。
社内(各拠点)および自宅で安全に留まる環境の準備も必要であるため、拠点では、想定される当社帰宅困難者が3日間社内に留まれるよう、水・食料・寝具・簡易トイレ・生理用品・応急手当用医薬品等を備蓄しています。さらに、大阪市をはじめ、一都三県、名古屋市に所在する所属を対象として、特に混乱が想定される災害発生初日において、各自が安全確保のために必要な行動に専念できるよう一日分の水・食料等の備蓄品をA4ファイルボックスサイズにセットした「災害緊急キット」を個人単位で配備しています。あわせて、自宅備蓄や家具転倒防止対策の重要性についても防災週間や東日本大震災の振り返りを通じて教育しております。
平常時には、東京と大阪で保険事務を執り行なっておりますが、大阪の事務部門が機能を停止した場合には東京で業務を遂行できるようBCPを構築しており、被災した地域の役職員が自身の安全確保を最優先として行動できる態勢を整備しています。
会社概要
企業名:明治安田生命保険相互会社(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
所在地:東京都千代田区丸の内2-1-1
事業内容:保険業務