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さあ、本を読もう!(バックナンバー第101回から第150回)
毎週金曜日に大阪府広報担当副知事もずやん公式ツイッター(外部サイトへリンク)で、主に中高生を対象とした本の紹介をしています。
本ページでは、ツイッターで紹介した本をまとめて掲載しています。
もずやんにおすすめ本を紹介しよう!! ※募集は終了しました
中高生のみなさんのおすすめの本をもずやんに紹介してください‼
おすすめ本の紹介文を募集しています!
中高生のみなさんが読んだおすすめの本を50字以上120字以内で紹介してください。
毎週金曜日に大阪府広報担当副知事もずやん公式ツイッターで本の紹介をしている「さあ、本を読もう!」のコーナーにて令和3年11月から令和4年1月の間にいくつかを紹介させていただきます。
※当初の期間(10月から12月)より変更しています。
また、その一部を「大阪ティーンズアスリートプレス(OSAKA TEEN’S ATHLETE PRESS)」令和4年春号で紹介します。
なお、ツイッターにて紹介できなかった紹介文も、大阪府中高生ビブリオバトル大会や府立中央図書館(外部サイトへリンク)で展示します。
※新型コロナの感染状況等により変更となる可能性があります。
【本の紹介方法】
- (1)下のURLからアクセス。
- https://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/ers/input?tetudukiId=2021060026(外部サイトへリンク) (募集期間中のみアクセス可能です)
- (2)紹介したい「本のタイトル」「本の著者名」「本の出版社」「本の紹介文(50字以上120字以内)」等と「学年」「ペンネーム」「メールアドレス」を入力。
- ※メールアドレスは公表しません。「ペンネーム」は「公表を希望する」を選んだ人のみ、公表します。
- (3)募集期間 令和3年7月9日(金曜日)から10月25日(月曜日)
- ※当初募集締切の9月12日(日曜日)から延長しています。
事業ポスター
「さあ、本を読もう!」(府公式ツイッター)で紹介した本
第101回(令和2年11月27日)に紹介した本
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
東野圭吾:著
KADOKAWA/角川文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
舞台は、かつて悩み相談を請け負っていた、もう廃業してしまった雑貨店。
そこに突然、過去から悩み相談の手紙が届きます。
その雑貨店に偶然忍び込んでいた3人は、当時の店主に代わって手紙の返事を書くことにします。
この雑貨店には一体どんな秘密があるのでしょうか。そして、悩み相談をした人たちのその後は?
第102回(令和2年12月4日)に紹介した本
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
伊藤亜紗:著
光文社新書
ジャンル:社会科学(社会)
人が得る情報は、8割から9割は視覚由来と言われています。
では、もし視覚に頼らなかったら、世界の捉え方はどうなるのでしょう。
この本では、美学と現代アートを専門とする著者が、感覚や身体の使い方など、目の見えない人の「見方」を分析し、「見る」ことそのものを問い直していきます。
この本を読んで、視覚障がいについて理解を深めてみませんか。
第103回(令和2年12月11日)に紹介した本
『雪だるまの雪子ちゃん』
江國香織:著、山本容子:銅版画
新潮文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
主人公の名前は、雪子ちゃん。
なんとも冬らしい名前ですが、なんと、雪子ちゃんは空から降ってきた野生の雪だるまなのです!
雪子ちゃんは、トランプや夜ふかしをしたり、近所の小学生と雪合戦や縄跳びをしたり、「とけちゃう前に!」と、いつも好奇心旺盛!
寒い冬でも、雪子ちゃんのように元気で楽しく過ごしたいですね。
第104回(令和2年12月18日)に紹介した本
『冬の本』
北條一浩:編集
夏葉社
ジャンル:総記(図書館・図書館情報学)
ストレートでわかりやすいタイトルのこの本は、なんと執筆者が84人もいます。その84人それぞれが、冬に読んだ本や冬になると思い出す本のことなどを自由に綴っています。みなさんにも冬にまつわる本は何かありますか?
ちなみにこの本は、見開き1ページずつでまとまっていてます。読みやすいので、気になる執筆者からなど、好きな方法で読んでみるのもいいかもしれませんよ。
第105回(令和2年12月25日)に紹介した本
『34丁目の奇跡』
ヴァレンタイン・デイヴィス:著、片岡しのぶ:訳
あすなろ書房
ジャンル:文学(小説・物語)
ニューヨークの百貨店に雇われた老人クリス。
その風貌はサンタクロースにそっくり!しかもクリスは、自分は本物のサンタだと言います。
クリスは本当にサンタクロースなのか?その証明を巡って、なんと法廷が開かれることになります。
聖なる夜に奇跡は起きるのでしょうか。
クリスマスの名作小説をぜひ読んでみてください。
第106回(令和3年1月8日)に紹介した本
『面白くて眠れなくなる天文学』
縣秀彦:著
PHP研究所
ジャンル:自然科学(天文学・宇宙科学)
はやぶさ2や民間ロケットなど、いつも宇宙には夢やロマンがいっぱい!そして、未知のこともいっぱい!
この本では、星と古代の人にまつわる話、月や太陽などの身近な天体の不思議、宇宙論など、天文学に関する魅力たっぷりな話を楽しく読むことができます。
本を読んで面白くて眠れなくなった夜は、望遠鏡を覗き込んで天体観測をしてみてはいかがでしょうか☆彡
第107回(令和3年3月5日)に紹介した本
『羊と鋼の森』
宮下奈都:著
文春文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
高校生の時に、偶然、ピアノ調律師と出会ったことをきっかけに、その世界に魅せられた主人公の青年。
その後、自らもピアノ調律師として働くこととなり、ひたむきに音に向き合い、そして人に向き合っていきます。
一人の青年が成長していく姿が描かれた温かい小説です。
皆さんにも、そんな素敵な出会いがあるといいですね。
第108回(令和3年3月12日)に紹介した本
『ものは言いよう』
ヨシタケシンスケ:著
白泉社
ジャンル:芸術・美術(絵画・書・書道)
絵本作家である著者が、自身を徹底分析した本です。
イラストによる解説やインタビューが満載で、アトリエやお気に入りの本、ネタ帳など、絵本創作の秘密も詰まっています。
絵本作家のお仕事ってどんな感じ?面白い物を創る人はどんな考え方をするのだろう?と、気になったら、ぜひ読んでみてください。
第109回(令和3年3月19日)に紹介した本
『バケモンの涙』
歌川たいじ:著
光文社
ジャンル:文学(小説・物語)
太平洋戦争により、未曾有の食糧難に襲われていた日本。そんな中、ポン菓子の存在を知った、大阪・八尾出身の19歳の女性。
その女性は、飢えた子ども達を救うため、北九州まで行ってポン菓子製造機作りに奮闘することになります。
この本は小説ですが、なんと実話がもとになっています。
大変な時代で苦難を乗り越えていく姿から勇気をもらえるお話です。
第110回(令和3年3月26日)に紹介した本
『ヘンな科学 “イグノーベル賞”研究40講』
五十嵐杏南:著
総合法令出版
ジャンル:自然科学(自然科学)
「なぜバナナの皮を踏むと滑るのか?」
そんなことを真剣に考えたことがありますか?
この本では、人々を笑わせたユニークな研究を称える「イグノーベル賞」を受賞した、ヘンな科学がたくさん紹介されています。
身近な疑問を追究しており、科学に馴染みのない人でも気軽に楽しむ事ができます。本家のノーベル賞とは一味違う科学をどうぞ!
第111回(令和3年4月2日)に紹介した本
『楽隊のうさぎ』
中沢けい:著
新潮文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
中学に入学し、入部することになった吹奏楽部。
引っ込み思案な主人公は、先輩・友人・先生達と全国大会をめざす毎日で次第に音楽に夢中になり、成長していきます。
新しい気持ちになる春に、皆さんも、何か夢中になるものが見つかるといいですね。
第112回(令和3年10月8日)に紹介した本
『10代のための座右の銘 今を変える未来を変える』
大泉書店編集部:編、須山奈津希:イラスト
大泉書店
ジャンル:哲学(倫理学・道徳)
座右の銘とは「いつも心に留めて、生き方の参考とする言葉」のこと。
皆さんにはそんな大切な言葉ってありますか?この本には、古今東西の偉人の言葉が詰まってるから、心に響く言葉が見つかるかもしれませんよ。座右の銘とともに、夢や目標に向かって進んでいきましょう!
第113回(令和3年10月15日)に紹介した本
『野良犬トビーの愛すべき転生』
W・ブルース・キャメロン:著、青木多香子:訳
新潮文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
野良犬として生まれたトビー。ある日、転生し、ベイリーという名前で、少年イーサンに飼われることに!
歳を取り幸福な生涯を終えると、またも転生!3回生まれ変わってやっと見つけたかけがえのないものとは?
気になった人は、小説を読んでみてください。
第114回(令和3年10月22日)に紹介した本
『日本の最も美しい図書館』
立野井一恵:文
エクスナレッジ
ジャンル:総記(図書館・図書館情報学)
10月27日から11月9日は「読書週間」です。今回は、日本の美しい図書館の写真がいっぱいの本を紹介します。レトロな図書館も、最新の図書館も載っていて、なんと、大阪府立中之島図書館もその中に!
「読書週間」にこんなステキな図書館に行って本を探してみてはどうでしょうか?
第115回(令和3年10月29日)に紹介した本
『本と鍵の季節』
米澤穂信:著
集英社
ジャンル:文学(小説・物語)
今回の本は、図書委員の男子2人組が挑む謎解きミステリー!
ある日、先輩からの依頼で開かずの金庫の謎を解くことになるのですが…。
謎解きを通じて深まる2人の友情にも注目です。読書週間(10月27日から11月9日)にぜひ読んでみてください。
第116回(令和3年11月5日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『転生したらスライムだった件』
伏瀬:著、みっつばー:イラスト
マイクロマガジン社
ジャンル:文学(小説・物語)
今回は、中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「漫画化、アニメ化した小説家になろう発の大人気ライトノベル!なろう系と呼ばれる異世界転生系小説!
何ということもない普通の人生を送る三上悟 後輩の田村の惚気話に呆れながら聞き歩いていると通り魔に襲われてしまう!どこからか聞こえる声に体を委ねて目が覚めると異世界に転生していた!?」(高校3年生相当年齢)
第117回(令和3年11月12日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『ハリー・ポッターと賢者の石』
J.K.ローリング:作、松岡佑子:訳
静山社
ジャンル:文学(小説・物語)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「ストーリー、話の流れ、登場人物たち、いずれもすごく良く作り込まれており、まるで自分が本の中の世界に入り込んでいるかのように引き込まれる作品です。とても面白いのでぜひ一度読んでみてください。」(高校3年生相当年齢)
第118回(令和3年11月19日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『大泉エッセイ 僕が綴った16年』
大泉洋:著
KADOKAWA/角川文庫
ジャンル:文学(評論・エッセイ・随筆)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「俳優の大泉洋さんが、雑誌の連載で綴ってきたエッセイの編集版。大泉さんの面白さが随所にあふれ、大泉さんが体験してきたことを一緒に感じれるような作品。
短編のエッセイのまとめたものなので勉強の合間に読むのにも最適。」(中学3年生)
第119回(令和3年11月26日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『青の数学』
王城夕紀:著
新潮文庫nex
ジャンル:文学(小説・物語)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「数学という単語に惹かれ手を出した一冊。作中に登場するキャラクター達の数学力の高さに驚くと同時に物語の展開に頁を捲る手が止まらなかった。数学が苦手でも楽しめると思う一作なので是非お手に取って下さい。」(高校3年生相当年齢)
第120回(令和3年12月3日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『ペンギン・ハイウェイ』
森見登美彦:著
KADOKAWA/角川文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「主人公アオヤマ君は冒険好きの小学生。ある日、突如街に現れたペンギン達と主人公たちが見つけた『海』の正体を解き明かす真夏の大冒険!果たしてその正体とは?正体が明らかになっていくにつれて本をあまり読まない僕でもスラスラ読めました!是非読んでみてください。」(高校1年生相当年齢)
第121回(令和3年12月10日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
ロバート・ゼメキス:監督、近江屋一朗:文、岩本ゼロゴ:絵
ポプラ社
ジャンル:文学(小説・物語)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「この本の原作は、同名の映画で、もう35年以上前の作品になります。この物語は、友人の作ったタイムマシンで30年前に飛ばされた主人公が、過去の友人と未来に帰るために奮闘する話です。
SF映画が好きな人にはオススメです!。」(高校1年生相当年齢)
第122回(令和3年12月17日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『ソードアート・オンライン 1 アインクラッド』
川原礫:著
KADOKAWA/電撃文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「主人公がMMORPG(※)のゲームをやる話でそのゲームにログインするんですが、ログアウト出来なくなり、ログアウトするためにボスを倒すという話です。」(高校2年生相当年齢)
※大規模多人数同時参加型オンラインRPG(デジタル大辞泉)
第123回(令和3年12月24日)に紹介した本【「もずやんにおすすめ本を紹介しよう!」投稿紹介文】
『ONE PIECE 1』
尾田栄一郎:著
集英社
ジャンル:芸術・美術(絵画・書・書道)
中高生のみなさんが投稿してくれた本の紹介文です。
「夢への冒険・仲間たちとの友情といったテーマを全面に掲げ、バトルやギャグシーン、感動エピソードをメインとする少年漫画の王道を行く物語として人気を博している。」(高校2年生相当年齢)
第124回(令和4年1月7日)に紹介した本
『風が強く吹いている』
三浦しをん:著
新潮文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
今回の本は、箱根駅伝がテーマの小説です。
主人公と個性溢れるメンバー達は自分の限界に挑戦し、ゴールめざして襷を繋いでいきます。
走るってどういうこと?真の強さとは?
この時期ぴったりの疾走感溢れる青春小説、ぜひ読んでみてください♪
第125回(令和4年1月14日)に紹介した本
『友だち幻想 -人と人の〈つながり〉を考える』
菅野仁:著
ちくまプリマ―新書
ジャンル:社会科学(社会)
友だちは何よりも大切ですか?でも、なぜ友だちとの関係でこんなに悩んだりするのでしょうね。
この本は、人との距離感覚をみがいて上手に人間関係を築くための「見取り図」を示してくれています。
人とのつながりの新しい視点が見つかるかもしれませんよ!
第126回(令和4年1月21日)に紹介した本
『100文字SF』
北野勇作:著
ハヤカワ文庫 JA
ジャンル:文学(小説・物語)
この本には、Twitterで発表されたほぼ100文字で作られたSF小説が200篇収録されています。
たった100文字の中に表現された様々な世界。
ちょっとのスキマ時間にでもぜひ読んでみてください。
第127回(令和4年1月28日)に紹介した本
『夢をかなえるゾウ1』
水野敬也:著
文響社
ジャンル:文学(小説・物語)
主人公の僕の前に、関西弁のゾウの神様ガネーシャが突然現れた。言われるがままに成功契約書を交わしたのはいいものの、ガネーシャが僕に命じる課題は「靴をみがく」とか地味なものばかり…。
これで本当に成功できるのだろうか?笑って学べる成功小説!
第128回(令和4年2月4日)に紹介した本
『泣いたあとは、新しい靴をはこう。10代のどうでもよくない悩みに作家が言葉で向き合ってみた』
日本ペンクラブ:編
ポプラ社
ジャンル:哲学(倫理学・道徳)
今回の本は、ティーンの悩みに対しての、森絵都、冲方丁、俵万智、阿川佐和子、茂木健一郎ら44人の作家による本気の人生相談。自分のこと、人間関係、将来…。この本を読むことで、自分自身を見つめ直すきっかけになるかも。
第129回(令和4年2月18日)に紹介した本
『飛ぶための百歩』
ジュゼッペ・フェスタ:作、杉本あり:訳
岩崎書店
ジャンル:文学(小説・物語)
5歳で失明し現在中学を卒業したばかりの主人公は、周りからの親切に素直になれないでいる。
人付き合いが苦手な少女と出会い、大切なことに気付いていく物語です。
何かに一歩を踏み出したい人に、特にオススメです♪
第130回(令和4年2月25日)に紹介した本
『科学者の目』
かこ さとし:文・絵
童心社
ジャンル:自然科学(自然科学)
科学技術史に優れた業績を残した41人の発想のユニークさや生涯を、絵本作家かこさとしが、工学博士としての科学知識を生かし分かりやすく描いた、科学者の伝記集。一人一人の業績や生涯が数ページにまとめられているので、スキマ時間に読むのにも最適♪
第131回(令和4年3月4日)に紹介した本
『ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館』
樫崎茜:著
理論社
ジャンル:文学(小説・物語)
職場体験で自然史博物館を訪れた5人の中学生は、魚類、鳥類、哺乳類などに分かれて各部の仕事を手伝い、魅惑の宝庫の一端を垣間見ることになります。知らない自分を発見したり、友情が芽生えたり…。登場人物それぞれの小さな、でも確かな成長にも注目!
第132回(令和4年3月11日)に紹介した本
『きみの存在を意識する』
梨屋アリエ:作
ポプラ社
ジャンル:文学(小説・物語)
ひすいは中2になり、読んだ本の冊数を班で競う活動をすることになったが、本を読むことが難しい。クラスには書字が困難な子もいて…。
それぞれの困難を抱える子どもたち。彼らは葛藤しながらも何かをつかんでいく。
第133回(令和4年3月18日)に紹介した本
『わたしの空と五・七・五』
森埜こみち:作、山田和明:絵
講談社
ジャンル:文学(小説・物語)
自分に自信のない主人公は、成り行きで入った文芸部で新人部員獲得のために開かれた新入生歓迎句会に参加することに…。句会に向け、見よう見まねで俳句を作る主人公が自分の気持ちを表現していく術を学び、自信をつけていく物語です。
第134回(令和4年3月25日)に紹介した本
『サクラ咲く』
辻村深月:著
光文社文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
主人公はある日、図書室の本に「サクラチル」とだけ書かれた紙が挟まれているのを見つける。
その後も何度かメッセージを見つけ、ついに勇気を出して返事を書いた。文通相手との関わりの中で成長していく姿に胸を打たれます。表題作ほか全3編の短編集。
第135回(令和4年4月1日)に紹介した本
『給食アンサンブル』
如月かずさ:著
光村図書出版
ジャンル:文学(小説・物語)
子どもっぽいのがコンプレックス…親友の姉に恋をした…などの悩みを抱える中学生6人の物語。
それぞれの揺れる心が給食をきっかけに変化していきます。
お話ごとに語り手が変わる連作短編集。テンポよく読めるので、読書が苦手な方にもおすすめです。
第136回(令和4年4月8日)に紹介した本
『日向丘中学校カウンセラー室』
まはら三桃:著
アリス館
ジャンル:文学(小説・物語)
中学校のカウンセラー室が舞台の連作短編集。カウンセラー室には「友達の作り方を教えてほしい」
「自分の居場所を見つけられない」など、生徒がいろんな相談をしにやってきます。
カウンセラーと生徒のやり取りに心がほっとする、気軽に読める一冊です。
第137回(令和4年4月15日)に紹介した本
『部長会議はじまります』
吉野万理子:作
朝日学生新聞社
ジャンル:文学(小説・物語)
私立学校の中等部が舞台。ある日、美術部が文化祭のために作ったジオラマが壊されるという事件が起きた。
真相を探るために臨時部長会議が開かれ、部長たちは犯人探しに乗り出すが…。
悩みながらも前を向く、部長たちの奮闘ぶりが見所です。
第138回(令和4年4月22日)に紹介した本
『図書室のはこぶね』
名取佐和子:著
実業之日本社
ジャンル:文学(小説・物語)
4月23日は「子ども読書の日」ということで、一冊の本に秘められた謎を追う、図書室が舞台の小説を紹介します。
図書室で見つかったのは、10年前に貸出されたまま返却されていない本だった!実在の本が多数登場♪
5月12日までの読書週間にぜひ読んでみてください!
第139回(令和4年5月6日)に紹介した本
『ライブラリー・ツインズ~ようこそ、月島大学図書館へ~』
日野祐希:著
アリス館
ジャンル:文学(小説・物語)
「この成績では内部進学が難しい」と告げられた中3の主人公。救済措置は、大学図書館でのボランティア。
お目付け役の双子の弟とともに大奮闘します。活版印刷や手製本、世界三大美書等、本の魅力がたくさん詰まった本書、こどもの読書週間の読書にいかがでしょうか?
第140回(令和4年5月13日)に紹介した本
『夜間中学へようこそ』
山本悦子:作
岩崎書店
ジャンル:文学(小説・物語)
「わたしも4月から学校だから」。ある日突然、祖母が宣言した!けがをした祖母のつきそいで、夜間中学へ通うことになった中1の主人公。そこに通っている生徒は、年齢も国籍も様々で…。
みんなが前向きに頑張ってる姿に元気がもらえる一冊です。
第141回(令和4年5月20日)に紹介した本
『放課後の文章教室』
小手鞠るい:著、植田たてり:絵
偕成社
ジャンル:言語(文章・作文)
小説家の小手鞠るいが、若い読者から寄せられた「どうすればツイッターで大勢の人に読んでもらえるような文章が書けますか?」等の文章や書くことについての質問に答えてくれています。
書くことの楽しさやコツがいっぱい詰まっています!
第142回(令和4年5月27日)に紹介した本
『短歌の詰め合わせ』
東直子:文、若井麻奈美:絵
アリス館
ジャンル:文学(詩歌)
5月27日は「小倉百人一首」か、その原型とも言われる「百人秀歌」が成立した日とされています。
今回は、それにちなんで短歌入門書を紹介します。
身近なテーマに沿ってたくさんの短歌が紹介されていて、短歌の歴史や作り方も分かります。
第143回(令和4年6月3日)に紹介した本
『増補 ゾウの鼻はなぜ長い』
加藤由子:著
ちくま文庫
ジャンル:自然科学(動物学)
「ライオンのオスには、なぜたてがみがあるの?」「ウサギの目はなぜ赤い?」等、動物のからだの特徴や生態を見ていくと、それぞれの暮らしに通じる理由が見えてきます。
動物園の解説員をしていた著者が、動物の不思議をやさしく解説してくれます。
第144回(令和4年6月10日)に紹介した本
『星空ロック』
那須田淳:著、唐仁原教久:イラスト
あすなろ書房
ジャンル:文学(小説・物語)
ひょんなことから、1人でベルリンへと向かうことになった14歳のギター少年。
年の離れた亡き友との約束を果たすため、初めて出会う人々に助けてもらいながら、見知らぬ地を駆け巡ります。音楽がつなぐ、時代や国を越えたつながりに胸が熱くなる作品です。
第145回(令和4年6月17日)に紹介した本
『オン・ザ・ライン』
朽木祥:著
小学館
ジャンル:文学(小説・物語)
体育会系で活字中毒の主人公は、高校で友達に誘われテニス部に入り、テニスに熱中する毎日がいつまでも続くような気がしていたが…。
自分自身とじっくり向き合うことで悲しみを乗り越えていく。
仲間たちとの友情と明日への希望を感じられる物語です。
第146回(令和4年6月24日)に紹介した本
『旅のラゴス』
筒井康隆:著
新潮文庫
ジャンル:文学(小説・物語)
高度な文明を失った代わりに、人々が集団転移や壁抜け等の超能力を獲得しだした世界で、ひたすら旅を続ける男、ラゴス。
2度も奴隷にされ、ひどい目に遭いながらも旅を続ける目的とは?
人間の一生と文明の盛衰を描いたスケールの大きな小説です。
第147回(令和4年7月1日)に紹介した本
『ぼくのとなりにきみ』
小嶋陽太郎:著
ポプラ社
ジャンル:文学(小説・物語)
サクとハセの中1男子コンビは、夏休みに町の古墳へ出かけた。拾った暗号を調べていると、いつも不思議な行動が目立つチカが割り込んできて、調査隊に加わることに。
どうやらチカの奇行には理由があるみたいで…。前へ進むための勇気をもらえる小説です。
第148回(令和4年7月8日)に紹介した本
『拝啓パンクスノットデッドさま』
石川宏千花:作、西川真以子:絵
くもん出版
ジャンル:文学(小説・物語)
高1の晴己は、中2の弟と二人暮らし。バイトをしながら通学し家事もして、という生活の中でも、心の支えとなる音楽・パンクロックと、兄弟でバンドを組むという夢があり…。
1人で頑張っているようでも、実は周りの人たちに助けられてたりするかもしれませんね。
第149回(令和4年7月15日)に紹介した本
『虫ぎらいはなおるかな?』
金井真紀:文と絵
理論社
ジャンル:自然科学(動物学)
今さら虫が大好きになれるとは思えない。せめて、虫嫌いを克服できたら…。
文筆家でイラストレーターの著者が、虫との付き合い方を探るため、様々な分野の専門家にインタビューしていきます。知ることで、苦手意識が低くなる(?)かも。
第150回(令和4年7月22日)に紹介した本
『かんさい絵ことば辞典』
ニシワキタダシ:著、早川卓馬:コラム
パイ インターナショナル
ジャンル:言語(日本語)
日常的に使う言葉から、昔使われていた言葉、関西以外ではなかなか聞かないであろう言葉まで、いろいろな関西弁を、ゆるくてクスッと笑えるイラストとともに解説。
ほんわかおもろい絵ことば辞典。大阪に住んでても、意外に知らない言葉もあるかも。