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更新日:2024年5月23日
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(2)問題の原因と背景について
4 本委員会としての意見・提言
(2)問題の原因と背景について
- 職員の公金意識の欠如、歴代の総務担当者が裏金を引き継ぐ一部の職場の慣習、職場で「おかしい」といえる環境でないなど、府民感情とはかけ離れた府の体質が、今回の根本的な原因であると考えられる。
- 平成9年の事件を機に、反省してやり直そうという強固な意志を持たなかったこと、平成9年の改善策が守られておらず、その進行状況も把握されないまま放置されてきた組織の体質も、原因のひとつと考えられる。
- 修理や故障といった緊急の対応等や、地域における社会的付き合い等についての予算措置がないことも、裏金を生み出す要因になっていると考えられる。
- 職員の中では、たまたま巡り合わせが悪かったと反省のかけらもない職員がいる限り、再び起こる体質がある。
- また、監査委員事務局、出納部局が全く機能を果たしていないことも、要因の一つとなっている。