ここから本文です。
行政の福祉化
行政の福祉化とは
『行政の福祉化』とは、府政のあらゆる分野において、福祉の視点から総点検し、住宅、教育、労働などの各分野の連携のもとに、施策の創意工夫や改善を通じて、障がい者やひとり親家庭の父母、高齢者などの雇用、就労機会を創出し、「自立を支援する取組」であり、全庁的に進めているものです。
行政の福祉化の取組内容
主な取組項目 |
内容 |
取組の成果 |
---|---|---|
清掃等業務委託に係る総合評価一般競争入札における評価 |
大阪府の本庁舎をはじめ府有施設における清掃等業務発注において、評価項目に障がい者やひとり親家庭の父母の雇用などの視点を盛り込んだ総合評価入札制度を平成15年度に全国初の取組として導入しました。 |
令和4年度
|
建設工事等に係る総合評価一般競争入札等における評価 |
建設工事及び建設コンサルタント業務の入札に適用されている総合評価落札方式ガイドラインにおいて、「府民福祉の推進に寄与する評価項目」を追加し、府がハートフル条例を制定し推進している障がい者雇用拡大への寄与として、令和3年度から障がい者法定雇用率を超えている場合に評価することとしました。 建設工事等に係る総合評価一般競争入札等における評価について |
|
指定管理者制度・大阪版市場化テスト | 公の施設の指定管理者選定にあたって、知的障がい者の清掃現場就業や、障がい者法定雇用率、各種就労支援事業を活用した雇用等の取組を審査基準等に盛り込んでいます。また、大阪版市場化テスト対象業務の事業者選定においても、障がい者法定雇用率や各種就労支援事業を活用した雇用等の取組を審査基準等に盛り込んでいます。 | |
府有施設を活用した清掃業務の就労訓練 | 府有施設の清掃業務を就労訓練の場として提供することにより、知的障がい者等の就労支援に努めています。 | |
IT関連業務のアウトソーシング・障がい者施設で作られた製品の購入 |
在宅障がい者への就労支援のため、大阪府ITステーションに対して、府のIT関連業務の一部をアウトソーシングしています。また、庁内において、障がい者施設で作られた物品の購入、役務の調達拡大を図っています。 |
|
既存資源の福祉活用 | 府営住宅や府庁舎などの既存資源を活用し、知的障がい者や精神障がい者、認知症高齢者に対するグループホームやケアホームの提供、入居後の福祉支援を実施しています。また、府庁別館1階に、障がい者施設で製造したお弁当等の販売の場を提供する『福祉のコンビニ こさえたん』を設置しています。 | |
公務労働分野における障がい者等の就労促進 |
知的障がい者や精神障がい者の方に、府の事務系職場での実習や非常勤職員としての雇用を通じ、一般就労に向けた経験を積んでいただくとともに、母子家庭の母等に対しても非常勤職員として雇用の促進に努めています。さらに、知的障がい者等のチャレンジ雇用を促進し、集中配置方式による『ハートフル・オフィス』を大手前・咲洲の両庁舎に設置しています。 |
|
市町村への普及啓発 |
市長会・町村長会を通じた普及啓発や市町村担当部局に対する説明会を実施し、府内市町村における総合評価入札制度の導入などに努めています。 |
庁内推進体制
「行政の福祉化」を推進するため、全庁の組織として「行政の福祉化推進会議」を設置しています。
行政の福祉化推進会議設置要綱(PDF:104KB) 行政の福祉化推進会議設置要綱(ワード:48KB)
また、公務労働分野における「行政の福祉化」の取組を一層推進するため、同推進会議内に「公務労働検討チーム」を設置しています。
公務労働検討チーム設置要領(PDF:69KB) 公務労働検討チーム設置要領(ワード:39KB)
さらに、「行政の福祉化」の新たな取組に対応するため、「人権の視点に立った制度検討会」を設置し、取組の充実を図っています。
人権の視点に立った制度検討会設置要綱(PDF:180KB) 人権の視点に立った制度検討会設置要綱(ワード:41KB)
大阪府障害者等の雇用の促進等と就労の支援に関する条例(愛称:ハートフル条例)について
大阪府は、障がいの有無に関わらず、誰もが働くことに生きがいを感じながら充実した日々を過ごすことのできる地域社会の実現をめざしています。そのため、障がい者の雇用の促進と職業の安定を図る目的で、平成22年に「大阪府障害者等の雇用の促進等と就労の支援に関する条例(ハートフル条例)」を制定しました。
さらに、障がい者だけでなく、働く意思と能力がありながら様々な事情により働くことができない状態にある人たちの働く機会が十分に提供されているとはいえない状況を改善するために、ひとり親、生活困窮者など、障がい者を含む就職困難者に働く機会を提供する事業主の取組みを社会全体で促進することと、あわせて、雇用の定着をさらに進めていくことをめざして、平成31年4月にハートフル条例を改正しました。
ハートフル条例 本文
- 府では、ハートフル条例第条11条の2に基づき、公契約における就職困難者の就労支援を進めることを目的に、障がい者等の継続雇用のため、事業主における環境整備を支援する「障害者等の職場環境整備等支援組織」(以下、支援組織という。)を認定しています。
「障害者等の職場環境整備等支援組織」(障がい分野)について(自立支援課) - 支援組織の認定をしようとするときは、「大阪府障がい者等の職場環境整備等支援組織認定等審議会」の意見を聴くこととしています。
大阪府障がい者等の職場環境整備等支援組織認定等審議会 - 条例第3章に規定する「府と関係がある事業主の雇用義務に基づく雇用の促進等」に関するページ
- 障がい者雇用に関するページ(就業促進課)
なお、条例第3章に規定する雇入れ計画に際し、法定雇用率に関する内容は以下のホームページをご覧ください。 - 「令和3年3月1日から障害者の法定雇用率が引き上げになります」(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
- 「障害者雇用率制度」(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
- 障がい者雇用に関するページ(就業促進課)
参考
これまでの経過
- 平成11年11月 副知事をトップに全庁にまたがるプロジェクトチームを発足
「行政の福祉化促進プロジェクト報告書」(平成12年3月)(PDF:1,643KB) - 平成14年6月 行政の福祉化推進プロジェクトチームを再度設置
- 平成29年度 大阪府社会福祉審議会行政の福祉化推進検討専門部会を設置
- 平成29年度 行政の福祉化の取組みに係る検証を実施
- 平成30年6月 ユニバーサル社会推進フォーラムを開催
ユニバーサル社会推進フォーラム チラシ(PDF:1,161KB)
「行政の福祉化」の現場
いろんな施設で仲間が生き生きと働いている姿を紹介します。見かけたら気軽に声掛けしてくださいね。
施設等 |
取材時期 |
取材ファイル等へのリンク |
|
---|---|---|---|
府立呼吸器・アレルギーセンター |
平成24年2月 |
||
大阪府本庁舎 |
平成24年3月 |
||
大阪府立大学 |
平成24年5月 |
||
府立大型児童館(ビッグバン) |
平成25年1月 |
||
大阪府庁「福祉のコンビニ こさえたん」 |
- |
||
知事のハートフルオフィス訪問・激励 |
平成25年1月 |
― |
|
(参考)市町村の現場 池田市(総合評価) |
平成24年10月 |
||
(参考)市町村の現場 河内長野市(総合評価入札ほか) |
平成24年11月 |
市町村の取組状況
- 平成24市町村アンケート集計結果(PDF:426KB) 平成24市町村アンケート集計結果(ワード:165KB)
- 平成24年度アンケート集計結果(一覧表)(PDF:121KB) 平成24年度アンケート集計結果(一覧表)(エクセル:50KB)
リンク集
ページタイトル |
ページ所管課 |
---|---|
障がい者就労支援 | 福祉部 障がい福祉室自立支援課 |
障がい者の工賃向上支援 | 福祉部 障がい福祉室自立支援課 |
ひとり親家庭等に関する情報 | 福祉部 子ども室子育て支援課 |
障がい者雇用に関するホームページ | 商工労働部 雇用推進室就業促進課 |
大阪府内地域就労支援センター |
商工労働部 雇用推進室就業促進課 |
大阪府内障がい者就業・生活支援センター |
福祉部 障がい福祉室自立支援課 |
職業訓練のご案内 | 商工労働部 雇用推進室人材育成課 |
外部サイトへのリンク
リンク先