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更新日:2010年5月31日

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もっとしゃべろ!! - はじめに

はじめに

文字(もじ)のよみかきや日常(にちじょう)の会話(かいわ)に課題(かだい)のある人々(ひとびと)がおられるということは、基本的人権(きほんてきじんけん)に深(ふか)くかかわる極(きわ)めて重要(じゅうよう)な課題(かだい)です。大阪府内(おおさかふない)においては、さまざまな形態(けいたい)で、識字(しきじ)・日本語教室(にほんごきょうしつ)が開設(かいせつ)され、よみかきや日常(にちじょう)の会話(かいわ)の学習(がくしゅう)に取(と)り組(く)まれています。学習(がくしゅう)を進(すす)める上(うえ)では、系統的(けいとうてき)な学習(がくしゅう)と並行(へいこう)して、学習者(がくしゅうしゃ)の興味(きょうみ)や関心(かんしん)のある事柄(ことがら)、日常生活(にちじょうせいかつ)での疑問(ぎもん)などを題材(だいざい)に、多(おお)くの方々(かたがた)と「おしゃべり」をすることが効果的(こうかてき)だと言(い)われています。そのためには、今(いま)まで以上(いじょう)に多様(たよう)な地域(ちいき)の人材(じんざい)が関(かか)わることによるよみかきや日常会話(にちじょうかいわ)の学習(がくしゅう)を進(すす)めていく必要(ひつよう)があります。それは、支援者(しえんしゃ)と学習者(がくしゅうしゃ)の双方(そうほ)が共(とも)に学(まな)び、同(おな)じ地域(ちいき)に住(す)む者(もの)として共(とも)に暮(く)らし、生(い)きることにつながるものです。しかしながら、地域住民(ちいきじゅうみん)の中(なか)には、専門的(せんもんてき)なスキル(すきる)を身(み)につけなければ、識字(しきじ)・日本語教室(にほんごきょうしつ)で活動(かつどう)できないと思(おも)われ、躊躇(ちゅうちょ)されている方々(かたがた)がおられます。多(おお)くの方々(かたがた)が、交流(こうりゅう)を中心(ちゅうしん)とした学習活動(がくしゅうかつどう)へ参加(さんか)していただくには、不安(ふあん)を解消(かいしょう)し、参加(さんか)しやすい環境(かんきょう)を整(ととの)えていかなければなりません。そこで、このたび、地域(ちいき)の誰(だれ)もが、学習者(がくしゅうしゃ)と関(かか)わる場合(ばあい)の道標(みちしるべ)となり、学習者(がくしゅうしゃ)も利用(りよう)できる「もっとしゃべろ!!-自分(じぶん)でつくる学習(がくしゅう)ノート(のーと)-」を作成(さくせい)しました。この教材(きょうざい)を府内(ふない)の識字(しきじ)・日本語教室関係者(にほんごきょうしつかんけいしゃ)をはじめとする多(おお)くの方々(かたがた)にご利用(りよう)いただき、学習者(がくしゅうしゃ)とともに学(まな)びが深(ふか)まっていくことを期待(きたい)しています。最後(さいご)になりましたが、教材作成(きょうざいさくせい)にご協力(きょうりょく)いただきました関係(かんけい)の皆様(みなさま)に改(あらた)めてお礼(れい)もう申し(もうし)あげます。

平成22年3月(へいせいにじゅうにねんさんがつ)

人権教育推進(じんけんきょういくすいしん)のための調査研究(ちょうさけんきゅう)
大阪府市町村協議会(おおさかふしちょうそんきょうぎかい)
会長(かいちょう) 太田(おおた) 浩二(こうじ)

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