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更新日:2024年11月6日

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請願第12号 安全で教育的意義のある万博子ども招待事業を求める件

請願番号

請願第12号

件名 安全で教育的意義のある万博子ども招待事業を求める件
請願者 大阪市北区池田町7-15 三和ハイツ202 
おまかせHR研究会
森長 明
紹介議員

河崎 大樹、紀田 馨、肥後 洋一朗、中野 剛、しかた 松男、中井 もとき

山田 けんた、石川 たえ、土井 達也、道端 俊彦、松浪 武久

受理年月日 令和6年9月18日
要旨

 本請願は、2025年大阪・関西万博の開催に賛成するものでも反対するものでもなく、万博子ども招待事業に参加する学校行事が、安全はもとより、真に教育的意義のあるものとなるよう求めるものです。

 府は、府内の小・中学生及び高校生等に対し、学校単位で万博へ無料で招待する万博子ども招待事業を実施しており、この事業に参加する学校は、2025年度は遠足等の校外学習として万博に行くことと思われます。

 万博子ども招待事業については、何十年に一度のせっかくの機会だからこそ、万博を子どもたちに見せてあげたいという考えや、万博を見たいという子どもの声、家庭では連れて行くことができないため学校で連れて行って欲しいという保護者の声も聞かれます。また、引率する教職員にも、校外学習として万博に行くのであれば、児童や生徒にとって本当に教育的意義のあるものにしたいという思いが強くあります。

 私たちは、学校の遠足を児童や生徒の人間関係や居場所の構築において、大変重要な機会と捉えています。そのため、遠足として万博へ行くのであれば、児童や生徒が社会に興味や関心を持つ機会であることはもちろんのこと、他者と協働して活動し、小さな失敗を乗り越えたり、一人ではできないような体験をする機会として活かしたいと考えています。

 しかし、現状では、各校がどのパビリオンを観覧できるのか、また、各パビリオンの詳細がわからないため、事前学習や当日の活動に向けた計画が立てられず、本当に教育的意義のあるものにできるのか不安を感じています。また、爆発事故や災害時の避難経路、熱中症などへの不安が報じられ、会場内外で大変な混雑も予想されます。同じ日や同じ時間帯に他校がどれほどの人数で参加するのか、児童や生徒が公共交通機関を利用して時間どおりに集合し、無事に行き帰りできるのか、食事をする時間と場所が十分に確保されているのかといった、児童や生徒を安全に引率するための情報も不足しています。とりわけ、個別のニーズや配慮が必要な児童や生徒がいる学校では、複数人による事前の多様な確認は必須です。

 ついては、下記のとおり請願します。

 

 

1 府は、パビリオンや会場内設備についての情報を教職員及び児童、生徒に周知すること。

2 府は、各校の実情に応じて、必要かつ十分な教職員数で希望する時期に下見ができるようにすること。

3 府は、下見をした学校が万博へ引率できないと最終的に判断した場合にも、学校や教職員が下見の費用を負担することのないよう

 にすること。

4 児童、生徒が集合したり休憩するための場所及び時間を各校が調整できるよう、府は、2025年日本国際博覧会協会と連携し 

 て、同じ日時における他校の参加人数など、当日の情報を各校に提供するとともに、同時刻に集中しないように努めること。

5 府は、万博子ども招待事業に関する子どもたちや保護者の不安や疑問に対して、学校ごとの対応に加え、誰もが問い合わせできる

 窓口を設置し、これを周知すること。

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