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2.3 手引きに掲載した環境配慮技術と建築事例
第2章 手引き作成の基本的考え方
2.3 手引きに掲載した環境配慮技術と建築事例
(1)環境配慮技術項目の選定
この手引きでは、CASBEE-新築(簡易版)の配慮項目のうち、手引きの重点項目(省エネ対策、緑化、建築物表面等の高温化抑制、資源の有効利用)に対応する対策技術の中から、先進的な技術48項目を抽出して、第3章に技術シートとしてまとめた。
次ページの表は、このような技術項目選定の視点を示すものである。
なお、表に示す対策技術は例示であり、実際のCASBEE評価にあたっては、別途大阪府が作成している「建築物の環境配慮制度の解説」を参照していただきたい。
(2)建築事例の選定
手引きに掲載する建築事例は、大阪府の特性を重視することから府内に立地するものに限定し、第4章にまとめた。
府内には優れた環境配慮の事例が多数あるが、事例紹介にあたっては、要素技術をどのように具体の建築物に取り込んだか、それがいかに使われているか、といった検討プロセスや、具体的な省エネルギー等の効果を、より掘り下げて示すため、事例の抽出や執筆について、建築物の環境配慮技術手引き作成小委員会の協力をあおぎ、ここでは27施設を掲載した。
なお、事例特集としては、「実例に学ぶCASBEE」など他の文献があるので、参考にしていただきたい。