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更新日:2009年6月18日

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2 希望物件を確認する上での注意点

広告の記載内容をよく読みましょう

広告は、不動産業者や物件を選ぶ際の方法として、最も身近な方法と言えるでしょう。
ただし、一口に『広告』といいましても、次のような色々なものがあります。

  • 情報誌
  • インターネット広告
  • 新聞の折り込みチラシ など

私たちは今、手軽にインターネット等を利用して多くの情報を得ることができます。自宅に居ながら、時間を問わず、知りたい情報にアクセスできることは利点でもありますが、一方でインターネットの広告が発端となった相談が増えています。広告には多少誇張された表現があることも前提として考慮に入れなければなりません。しかしながら、実際に取引できない物件や条件を掲載している場合も残念ながらあるようです。いわゆる「おとり広告」というものですが、こういった広告には極端に安い家賃や好条件だけが表示されている場合が多いことに注意しましょう。私たちが広告を見るときに、つい目を奪われがちな「家賃」や「間取り」は、物件を選ぶ上で、とても重要なものですが、物件の条件はそれだけではありません。一見有利に見える条件だけを強調して掲載するような広告には注意が必要です。
不動産において、一般の消費者には『掘り出しもの』は、まず無いといえます。物件を選ぶときは、情報量の多い広告を選ぶよう、心がけたいものです。

では次に、広告の主なチェックポイントをご紹介します。

広告の主なチェックポイント

項目

チェック内容

物件の所在地

希望するエリアかどうか。

交通の利便

最寄駅からの所要時間(徒歩の場合1分=80Mが目安)、ルート。

面積・間取り

希望の間取りや広さがあるか。

家賃

予算内か、入居者の条件によって増減しないか。

家賃以外にかかる費用

敷金・礼金・共益費の有無とその額、更新料は必要かどうかなど。

建物の設備の整備状況

電気、ガス(都市ガスorプロパン)、水道、排水、トイレ(水洗or汲取式)など。

公共公益施設

学校、官公庁、病院、スーパーまでの距離。

周辺の環境

近隣に騒音・ばい煙・悪臭を出す施設や、交通量の多い道路などマイナス要因がないか。

業者の免許番号

知事免許か大臣免許か。営業年数はどのくらいか。

業者の加盟団体の有無

万一トラブルになった場合は相談窓口にもなります。

必ず現地確認をしましょう

賃貸借契約といえども、物件の調査を行うことは必要です。部屋の中だけでなく、周辺の環境も調査してください。
調査する時間帯や曜日も変えてみましょう。なぜなら、時間帯や曜日によって環境が変わることがあるからです。工場の煙、道路の騒音、スナックのカラオケ、飲食店の臭気などが例としてあげられます。また、自分ひとりで判断するのではなく、家族や知人に同行してもらったり、ご近所や地元の方にも聞いてみましょう。

物件のリフォーム

物件の下見に行った段階ではリフォームがなされていない場合があります。このような場合には、何をリフォームするのか、リフォーム費用を負担する必要があるのかどうか、リフォームはいつ完了するのか、などを確認し、書面にしてもらいましょう。

登記記録(登記簿)を見ましょう

賃貸借契約においても、その物件が誰のものであるのか、差押えなどがされていないかなどを調べておいた方がよいでしょう。
登記記録の内容については、契約の前に行われる重要事項説明の中で業者から説明を受けることになっていますが、業者の中には、登記簿について、十分な調査をせず、トラブルになってしまうケースがあります。事前に自分で確認しておけば、業者の説明に不足や誤りがないかを確認することができますし、業者が事実を伝えているかどうかもわかります。
登記記録の閲覧や写しの交付申請は、誰でもその物件を管轄する法務局で行うことができます(有料)。

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