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大阪府の資源管理
資源管理とは
- 資源管理とは、法制度に基づく公的な規制に加えて、漁業者自身が休漁、小型魚の保護や網目の制限等を行い、漁場や資源を合理的に利用することにより、資源量や漁獲量の増大を図るとともに、水揚げ金額、漁業所得の増加を図ろうとする取組みです。
大阪府資源管理方針
大阪府では、漁業法(昭和24年法律第267号)第14条第1項の規定に基づき、大阪府資源管理方針を次のように定めています。
大阪府資源管理方針(令和2年12月1日制定、令和6年2月7日最終改正) (ワード:38KB) (PDF:523KB)
TAC(タック:漁獲可能量)による管理
- TAC制度とは、魚種ごとに年間の漁獲可能量を定め、水産資源の適切な保存・管理を行うための制度です。この制度は、貴重な水産資源を継続的に利用できるように、従来からの漁船数や網目の大きさの制限等に加えて、「漁獲する量」を管理することを目的としています。
- 改正漁業法(令和2年12月1日施行)に基づいて実施されている新しいTAC制度では、TACによる管理を行う資源は、国が定める資源管理基本方針において、「特定水産資源」として定められます。
- 大阪府では、国からTACの配分を受けた4魚種(まあじ、まいわし、まさば及びごまさば、くろまぐろ)について、大阪府資源管理方針に即して、知事管理漁獲可能量を定めています。
(参考)特定水産資源の知事管理漁獲可能量のページ
資源管理協定について
国の「資源管理基本方針」や「大阪府資源管理方針」に基づき、府内の漁業者は資源管理の目標を定めた協定を締結し、漁業法124条の規定により知事による認定を受けることができます。漁業法125条第1項に基づき、府が認定した資源管理協定は下記のリンク先からご確認ください。
(参考)府が認定した資源管理協定(一覧)
資源管理型漁業の推進
- 大阪府では、大阪府漁業協同組合連合会が事務局となって、漁業種類ごとに部会を開催し、稚魚の再放流、禁漁期の設定、網目制限など各種資源管理の取組みを行っています。
- 底びき網漁業管理部会
- サワラ流網漁業管理部会
- アナゴ籠漁業管理部会
- スズキ建網漁業管理部会
- 刺網漁業管理部会
- 船びき網漁業管理部会