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建築設計科
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建築における計画・法規・構造・施工の基礎を学び、手描き製図からCAD製図(2D及び3D-CAD)、積算や測量等の技術を習得し、設計から現場監督まで、幅広い建築関係の仕事に対応できる人材を育成いたします。なお、訓練中に「2級建築施工管理技士補」及び「建築積算士補」の資格を目指します。
建築設計科について
- 訓練の概要
- 仕上がり像
- 総訓練時間
- 訓練の内容
- 訓練に関する職種と仕事内容
- 訓練により就職可能な仕事
- 受講生の入校前の職種と修了後に就職した職種の例
- 任意に取得可能な資格
- 就職率
- 修了生の主な就職先
- 授業風景
訓練の概要
建築設計科では、学科と実技の訓練に別れています。
学科は、主に計画・法規・構造・施工があり、基礎から幅広く学びます。
実技は、手描き製図からCAD製図、プランニング、プレゼンテーション等の訓練を行うことで、設計をする上で必要な技術を習得します。
模型作成や3D-CADを用いて建築物を立体的に考察・表現する訓練も行います。
また、積算や測量等の訓練を行うことで、施工管理をする上で必要な技術を習得します。
訓練中に取得できる資格は、「2級建築施工管理技士補」及び「建築積算士補」。(試験に合格する必要があります。)
また、修了後、「二級建築士」の受験資格が得られます。(免許登録時実務経験2年必要)
仕上がり像
- 建築図面を見る・読む・描く能力を身につける
- CADによる図面作成能力を身につける
- 製図・設計・施工・構造・計画・積算を学ぶことにより、建築の設計から竣工までの一貫した流れを身につける。
一年間の訓練
総訓練時間
1400時間
訓練の内容
1.手描き製図の実習
線の引き方や種類を理解し製図の基本を理解することから始めます。
製図の基本を理解し、トレース作図や、設計条件を与え、エスキス段階から自ら考え図面を作成していきます。
手描き図面(PNG:561KB)の完成1本1本の線の積重ねが図面となり完成します。
2.CAD製図の実習
線の描き方や消し方など基本的なコマンドの説明から始めます
手描き製図で学んだ製図の基本を元に、CADでの図面作成を行います。
CAD図面(PNG:170KB)の完成。
手描き製図で学んだ製図の基本を理解していないと描けません。
3.木造軸組模型作成の実習
木造の各部材の名称や柱・梁などの構成を理解することから始めます。
木造軸組模型の完成
講義で学んだ知識を実感し、実際模型を造ることにより、より理解が深まります。
4.プレゼンの実習
各グループごとに課題が与えられ、意見をまとめ図面や写真などを交えてプレゼン資料を作成します。
プレゼン風景
プレゼン資料を元に自分の思いや、考えを人に伝えることを目標としています。
5.コンクリートの圧縮試験の実習
コンクリートの特性を理解しコンクリートの配合強度を計算し、コンクリートを練ります。
練ったコンクリートを円柱の型に入れ供試体を作成します。脱型し1週間、4週間と養生期間を置きます。
1週間、4週間と養生期間を置き強度を測定します。実習を通し養生期間が強度に与える影響などコンクリートの特性を実感できます。
訓練に関する職種と仕事内容
職種名
- 建築設計
- CADオペレーター
- 施工管理(現場監督)
- 提案営業
仕事内容
建築設計
施主の要望を形にする仕事です。施主との打合せから始まり、企画、設計、設計図面作成、確認申請図面作成、確認申請業務、役所との交渉や申請、建物が設計図通りに工事されているかを確認する工事監理業務、各種申請の立会検査など仕事は多岐にわたります。施主と一緒になり、自分で考えそれが形となり、工事が完成し検査済証がおりたときは何物にも変えがたい喜びとなるでしょう。
建築施工管理
設計図通りに建物を造る仕事です。建物を造るためには、様々な業種の様々な人の協力が不可欠です。
その人達がスムーズに作業できるように、調整する必要があります。
現場管理、工程管理、施工図面作成、安全管理、工事金額の管理、設計事務所及び施主との打合せ、近隣対策など様々な業務があります。大変な仕事ですが、多くの人と協力し地図に残る仕事をする喜びは、何物にも変えがたいでしょう。
CADオペレーター
建築設計図作成業務や施工図作成業務などを行い建築士や現場監督の図面作成業務をサポートをする仕事です。
必要とされるスキルはCAD操作だけにとどまらず、図面を読む能力や、平面図から平面詳細図、断面図から断面詳細図など先を読む能力が必要とされます。CADでの図面作成が主流の現在の建築業務の中でCADオペレーターの存在はなくてはならない存在と言えるでしょう。
訓練により就職可能な仕事
- 設計事務所
- ゼネコン(総合建築業)、工務店
- サブコン(専門工事業)
- 住宅会社、不動産業
受講生の入校前の職種と修了後に就職した職種の例
(前職) (修了後)
広告会社 → 建築設計事務所
建築営業 → 建築施工管理会社
任意に取得可能な資格
- 建築積算士補(試験に合格する必要があります。)
- 2級建築施工管理技士補(試験に合格する必要があります。)
- 2級建築施工管理技士(第二次検定)受験資格(修了後の必要実務経験が1年短縮され、半年から3年半で受験可能)
- 二級建築士受験資格(高卒以上は修了後受験可能、免許登録時に必要な実務経験は2年(5年短縮))
※建築士法の改正により、3年早く受験可能となり、実務経験は受験時ではなく免許登録時に必要となりました。
就職率
- 86.4%(令和3年度 修了生実績)
- 94.1%(令和2年度 修了生実績)
- 93.8%(令和元年度 修了生実績)
修了生の主な就職先
企業名 | 場所 |
事業内容 |
---|---|---|
南海辰村建設株式会社 栗本建設工業株式会社大阪本社 日本住宅パネル工業協同組合大阪支店 ドミーアート株式会社 有限会社匠建築設計工房 八尾市役所 |
大阪市 |
統合建設業(各種建築物の建築・リフォーム、土木、鉄道工事等) 総合建設業(各種建築物の建築・リフォーム・メンテナンス等) 住宅内装部材、住宅関連機器・システム家具等の設計、販売、施工 建築内装仕上工事業、建材の販売 注文住宅・保育所・介護施設などの設計監理 建築職(建築関係許認可、都市計画や住宅政策に関する企画調整、市有施設の建築に係る設計・工事監理等) |
授業風景