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更新日:2019年2月28日

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依存症啓発シンポジウム

依存症啓発シンポジウム「知っていますか? 依存症のこと」

依存症のことで困っている人が、依存症に関する誤解や偏見、情報不足などにより、相談や治療につながりにくいという状況にあることから、依存症に関する知識の普及啓発と相談窓口の周知を目的として、シンポジウムを開催しました。

時間:平成31年2月10日(日曜日)午後1時30分から午後4時30分まで
場所:大阪科学技術センター 8階 大ホール・中ホール
内容:大ホールでは、基調講演とシンポジウムを行いました。

基調講演「本当の依存症の話をしよう ~嘘と秘密と孤立の病」
松本 俊彦 氏(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部部長)

シンポジウム「回復できる依存症~本当の声を聴いてみよう」
コーディネーター 
辻本 士郎 氏(関西アルコール関連問題学会会長/ひがし布施クリニック院長)
シンポジスト 依存症の本人(アルコール、薬物、ギャンブル等各依存症)
依存症の人の家族(アルコール依存症)
指定発言 藤井 望夢 氏(藤井クリニック 医療相談室室長)

松本先生からは、依存症は、「安心して人に依存できない病気」であり、依存症からの回復には人と人のつながりが重要であるといったお話がありました。

講演する松本先生の様子1 講演する松本先生の様子2 基調講演の会場内の様子

各シンポジストからは、
「依存症が病気であることを知っていほしい。」、「依存症の人は、苦しくて自分でなんとかしようとしている。依存症に対する偏見をなくし、相談しやすい社会になってほしい。」、「秘密を保つと、依存症はひどくなる。正直に話せる人や場が必要。」といったご発言がありました。

最後に、
松本先生から、「依存症の本人も家族も支援者も、垣根を超えて、人と人がつながることが大切。」
辻本先生から、「人と人との出会いをどう作っていくかが、依存症の方への支援になる。」といったコメントをいただき、当日の参加者270名の方に、依存症という病の実際や、依存症の本人や家族の方の思いを知っていただく機会になりました。
シンポジウムの様子1 シンポジウムの様子2 シンポジウムの様子3

また、中ホールには、啓発コーナーを設け、依存症に関わる相談・支援機関、医療機関、回復施設、自助グループ等の紹介を行いました。
「回復施設や自助グループについて、具体的に知ることができてよかった。」、「専門医療機関ってどこにあるかわからなかったけど、いくつかあることがわかった。」といった感想をいただきました。

もずやんも啓発コーナーを見学し、回復施設や自助グループの方からお話を聞きました。

啓発コーナーの様子1 啓発コーナーの様子2 啓発コーナーを見学するもずやんの様子

本事業は大阪府こころの健康総合センターが、関西アルコール関連問題学会へ委託して行いました。

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