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更新日:2024年9月19日

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令和5年度第3回大阪府戦略本部会議【議題1】

議題1「府政運営の基本方針2024」(案)について

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資料「「府政運営の基本方針2024」(案)」

資料「「府政運営の基本方針2024」(案)」(PDF:653KB)

別紙「令和6年度 仮収支試算」

別紙「令和6年度 仮収支試算」(PDF:256KB)

【山口副知事】

税収動向について、ほぼ予算通りという見込みと思うが、今後の見通しも含め、どのように見ているのか。

【財務部】

  • 府税収入については、当初予算で1兆4,569億円を見込んでおり、現在の調定状況は、昨年度に比べて、若干増加している状況で堅調に推移している。
  • 今後の見通しについては、法人の決算状況等を見てみないとどのようになるかわからないが、今後も府税収入の状況等も注視しながら財政運営を行っていく。

【山口副知事】

  • 堅調に推移しているとのことだが、大幅な増加ではない。次年度以降、万博を控え、さらに教育無償化の取組も進めていくので、財政規律をしっかり守っていかないといけない。
  • 新規事業は、色々と議論をされると思うが、施策事業の効果検証をしっかり行ってほしい。当初の想定通りに進んでいるのかチェックして、必要であればスクラップし、新しいものに変えていくことが特に必要だと思うので、お願いする。
  • 枠内予算については、部局長マネジメントのもと、効果が出ているかどうか点検してもらって、予算に繋げてもらいたい。財政課だけでなく、政策企画部も入って、しっかりチェックしてほしい。

【知事】

  • 来年度は万博のちょうど1年前。来年度が終了した時点で万博の開催なので、非常に重要になってくる。
  • 万博の成功に向けた準備をしっかりと進めていただきたい。
  • また、そこで大きな経済効果も生まれる。万博によって生まれることを、次の大阪の産業、経済の成長にしっかりと結び付けていくことが非常に重要だと思う。民間も、技術開発やスタートアップ、色んなことにチャレンジしている。空飛ぶクルマでもカーボンニュートラルでも、新しい産業に向けた取組が非常に動いている。
  • 万博の期間中はもちろん、レガシーとして残していくという目線で準備をしてもらいたい。
  • 次代を担う子どもたちへの投資については、教育の無償化という非常に大きな政策を実行しているので、府の財政規律を堅持しながら着実に進めてほしい。
  • 物価高騰対策は、目の前の課題ということで、補正予算を組んでいく。大阪に限った話ではないが、来年度に向けて、経済情勢を見ながら、しっかりと物価対策等、府民の生活を支える取組も進めてほしい。
  • この基本方針案に基づいて、この大きな方向性の中で進めてもらいたい。
  • そして、職員についても、自分のパフォーマンスを発揮できる働きやすい職場が非常に大切。そのような観点から、組織のあり方についても進めてもらいたい。
  • 部局や室の再編等も検討するが、選択と集中を進め、職員が働きやすい環境を整え、パフォーマンスを発揮しやすい仕組みづくりをお願いする。
  • 財政運営については、税収は堅調に伸びているということだが、どういう状況になるのかわからない。今後も、財政規律を持って進めてもらいたいが、投資するところにはしっかりと投資していく必要がある。
  • 知事重点事業はこれからだが、基本方針案に基づいて、この大きな方向性の中で進めていただきたい。来年は万博の1年前なので、経済の起点として、次に繋がる政策のあり方等も追求していただきたい。
  • 財政と組織は、この方針に基づいて、今後さらにブラッシュアップしていくことになると思う。大きな方向性としてはこれでお願いする。

【政策企画部長】

  • それでは、ご審議いただいた「府政運営の基本方針2024」(案)は、これをもって決定する。
  • 当初予算案が固まる2月頃に知事重点事業などを含めて成案化する。
  • なお、基本的な考え方等に大きな変更がない場合は、個別決裁による意思決定とする。
  • 議題は以上だが、他にご発言等があればお願いする。

【知事】

  • 南河内地域の公共交通の確保について、申し上げたい。
  • 運転手不足等で金剛バスが廃止されると発表があり、現在、地元市町村と大阪府、関係者が入った地元協議会で、いかにして地域の移動手段を確保するのかという議論が進められている。
  • 南海バス、近鉄バスに協力いただき、代替交通の確保に向けた検討が進められているところ。
  • 非常に重要な課題なので、地元市町村と連携して、大阪府もしっかりサポートして進めてもらいたい。南海バスや近鉄バスにご協力いただいて、福祉的な発想で、補助金も使い、地元市町村において民間と連携しながら進めていくことは非常に大切なことと思う。
  • 長期的な目線でみたときに、人口減少エリアで、どのように移動手段を確保するかが大切。とりわけ、構造的に見ると、運転手が不足していく。この傾向は、タクシーもバスも変わらない。
  • 人口が減少すると、乗客も減少し、運賃収入は下がり、採算があわなくなってくるのが予測できる状況。
  • 補助金で賄うということも考えられるが、いつまでも賄うのかという課題もある。
  • 南河内地域だけではなくて、日本全体で構造的に生じている移動の問題だと思っている。
  • どのように持続可能な公共交通を確保していくのかを考えたときに、2025年の大阪・関西万博では、運転手がいない自動運転バスが導入される見込み。
  • 大阪メトロが、運転手なしのレベル4の最新鋭のバスを万博会場で何とか実行しようと実証もされて努力をされている。また、会場外のピストン輸送も検討されている。
  • 自動運転バスなので、運転手不足の問題も解消される。
  • 採算性についても、バス事業は人件費の構成比が高い。普通にやると、大阪市のような大都市でも、採算があわなくなってくる。人口の少ない地域であれば、なおさら、そうなってくる。
  • 自動運転で安全に運行する技術ができれば、地域の皆さんがバスを利用することができる。それが持続可能な解決方法の一つだと思う。
  • こういったところにこそ、万博のレガシーは活用されるべきだと思う。課題はあるが、南河内地域において、新しいモビリティの活用を着実に進めてもらいたい。
  • そこで、交通政策を担う森岡副知事に3点お願いする。
  • 1つ目、都市整備部を中心にして関係部局からなるプロジェクトチームを早急に立ち上げて、南河内地域における新しいモビリティ、自動運転バスの実現について対応してもらいたい。
  • 2つ目、万博会場において、自動運転バスの実証運行をする予定の大阪メトロとの協議・調整を行い、実現に向けて取り組んでもらいたい。
  • 大阪メトロの株主は100%大阪市なので、大阪市ともきちんと協議をしながら、自動運転バスを、最終的に大阪都心部で活用するのは当たり前だと思うが、そこに至る過程がある。
  • 万博後すぐに、南河内地域でのレベル4の自動運転はできないと思う。設備も必要で、人を乗せ、公道で行うので、徐々にということになると思う。
  • しかし、大阪都心部とは違って交通が複雑ではなく、自動運転の技術を高めていくのは大きな意味があると思うので、大阪メトロや大阪市とも協議しながら、実現に向け取り組んでもらいたい。
  • 3つ目、実際の運行を南河内地域でやるので、地元の市町村と連携して、課題を丁寧に吸い上げて進めてもらいたい。
  • この3つを森岡副知事にお願いする。
  • 南河内地域での活用が実現すれば、それを弾みにして将来的には大阪市中心になると思うが、都心部で広範な地域への展開も視野に入ってくる。
  • まずは人口が少なく、交通も複雑でない南河内地域での実現に向けたロードマップをしっかりと描いた上で、スピード感を持って取り組んでもらいたい。
  • 万博のレガシーは、こういった社会課題があるところでこそ発揮されるべきだと思う。
  • そして、その先に都市部において、本当の意味での自動運転バスが自由に行き来するような社会をめざしたいと思うのでよろしくお願いする。

【森岡副知事】

  • 知事から、長期的な課題を見据えて持続可能な公共交通という観点から南河内地域で、万博で実証実験をしている自動運転バスを、レガシーとして活用することと、ご指示をいただいた。
  • まず、都市整備部や関係部局でプロジェクトチームを立ち上げて、大阪メトロ、大阪市、地元市町村と協議・調整し、丁寧な対話を進める。スピード感をもって取り組んでいきたい。

【政策企画部長】

知事からご指示ございました南河内地域の公共交通については、森岡副知事のもとで対応していただくということで確認しました。

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