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更新日:2009年8月1日

ページID:25210

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平成21年5月定例教育委員会会議会議録

1.会議開催の日時

平成21年5月20日(水曜日)
午前9時30分開会
午後11時00分閉会

2.会議の場所

大阪府教育委員会委員会議室

3.会議に出席した者

  • 委員長 生野 照子
  • 委員 友田 泰正
  • 委員 隂山 英男
  • 教育長 中西 正人
  • 教育監 田中 保和
  • 教育総務企画課長 藤井 睦子
  • 人権教育企画課長 野内 勲
  • 教育振興室長 楠野 宣孝
  • 教育振興室副理事 紺野 昇
  • 高等学校課長 津田 仁
  • 支援教育課長 村上 慶太郎
  • 副理事兼保健体育課長 中尾 俊治
  • 市町村教育室長 藤村 裕爾
  • 小中学校課長 角野 茂樹
  • 児童生徒支援課長 梶谷 尚義
  • 地域教育振興課長 太田 浩二
  • 教職員室長 角 善啓
  • 教職員企画課長 大西 弘之
  • 教職員人事課長 橋本 正司
  • 文化財保護課長 野口 雅昭
  • 財務課長 久木元 秀平

4.会議に付した案件

  • 第1号議案 知事からの意見聴取について
  • 第2号議案 平成22年度使用府立学校教科用図書採択要領及び平成22年度使用高等学校用教科用図書選定の手引きについて
  • 報告事項1 府立図書館管理運営業務における大阪版市場化テストの対象範囲について
  • 報告事項2 新型インフルエンザへの対応について
  • 第3号議案 大阪府教育委員会評価委員会の委員の委嘱について
  • 第4号議案 大阪府公立学校教員の懲戒処分について

5.議事等の要旨

(1)会議録署名委員の指定

隂山委員を指定した。

(2)議案の審議等

第1号議案 知事からの意見聴取について

議案の趣旨説明(教育総務企画課長)

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により知事から意見を求められた平成21年5月定例会に提出される次の議案について、異議がないものとする件である。

  • 条例案
    1. 大阪府立門真スポーツセンター条例一部改正の件
    2. 大阪府監査委員条例等一部改正の件
  • 事件議決案
    大阪府立高等学校の授業料支払請求に関する和解の件
委員の質問及び意見
  • 生野委員長
    門真スポーツセンターの指定管理者について、今回、一部公募としたのはなぜか。
  • 中尾副理事兼保健体育課長
    現在、門真スポーツセンターは、スポーツ振興団体と維持管理団体という2つの団体を構成員とする指定管理者からなっているが、民でできることは民にという方針に基づき、スポーツ振興等の業務に係る部分について、公募を実施することとした。
  • 中西教育長
    現在、大阪府スポーツ・教育振興財団がスポーツ振興等の業務を担っているが、昨年度、全庁的に出資法人の見直しを行ったことによるものである。行政ですべき部分は府教委で行うこととし、それ以外の部分については民間に委ねていこうとしているものである。
  • 生野委員長
    公募はいつごろを予定しているのか。
  • 中尾副理事兼保健体育課長
    5月で条例改正をして、すぐに行う。来年4月から新指定管理者の下で管理していく予定である。
  • 生野委員長
    民に委ねる部分と行政が引き続き担う部分とは、どのように見極めていくのか。
  • 中尾副理事兼保健体育課長
    今後検討して見極めることになる。
  • 隂山委員
    授業料の未納問題が広がっているが、生徒を社会的に自立へと導くことも教育の基本的な責務である。支払うべきものは支払うということを教えることも重要である。授業料だけで学校運営がまかなわれているわけではなく、多くの税金が投入されているということを自覚してもらわなければならない。ぜひともそういう教育もお願いする。
採決の結果

原案どおり決定した。

第2号議案 平成22年度使用府立学校教科用図書採択要領及び平成22年度使用高等学校用教科用図書選定の手引きについて

議案の趣旨説明(高等学校課長)

府立学校の教科用図書を適正かつ公正に採択する基本方針として、毎年度当初に定める件である。

委員の質問及び意見
  • 生野委員長
    採択に当たって「より広い視野からの意見も参考にする」こととされているが、具体的にどういうことか。また、参考にした意見はどのように反映させているのか。
  • 津田高等学校課長
    保護者や地域住民等の関係者からなる学校協議会等で意見をいただき、その上で選定に反映させている。
  • 生野委員長
    「広い視野からの意見」というのが、単なるうたい文句とならないよう、出された意見がどのように反映されたか実質的なチェックを行うことができるようにすることも必要である。
  • 隂山委員
    生徒が社会的に自立できる学力を身に付けさせることが重要との視点を忘れることなく、各学校はしっかりと説明責任を果たせる方針で選定に臨んでもらいたい。今は小中学校のゆとり教育が変わってくることが話題になっているが、この次は、高等学校等に話題が移ってくる可能性もある。各学校は十分に検討してもらいたい。
  • 生野委員長
    「教科書選定に当たっての基本的留意事項」については、昨年度から変更はないか。
  • 津田高等学校課長
    変更はない。
  • 生野委員長
    何年くらい変更がないのか。
  • 津田高等学校課長
    学習指導要領が変更された場合は、基本的留意事項も変更することが多い。学習指導要領の変更があまりない時期は、今回のように変更はない。
採決の結果

原案どおり決定した。

報告事項1 府立図書館管理運営業務における大阪版市場化テストの対象範囲について

報告の趣旨説明(地域教育振興課長)

府立図書館管理運営業務における大阪版市場化テストの対象範囲について教育長が専決したことについて、報告する件である。

委員の質問及び意見

なし

報告事項2 新型インフルエンザへの対応について

報告の趣旨説明(保健体育課長)

寝屋川市府立3高校カナダ短期留学生への対応及び大阪府内の新型インフルエンザ発生に係る学校園の臨時休業について、報告する件である。

委員の質問及び意見
  • 隂山委員
    今回の府教委の対応は、迅速に動いた点、国、行政当局、知事との関係で連携がとれていた点、情報発信ができていた点で、個人的には合格点だと思う。行政として迅速に動いていることがわかって、府民に安心感を与えたと思う。情報公開、情報発信については、単に今起きている事態についての情報開示だけではなく、今後起こりうる事態についても勘案して情報発信できていた。ただし、現場の末端まで対応方針が届いていたかどうかについては疑問点もあったと思う。今回のような事態がもう一度起きた場合のより良い対応策をまとめておくべき。

  • 友田委員
    休校の後、学校の再開等何か情報を出したりしないのか。
  • 中西教育長
    来週以降については、通常対応を検討中であり、国の判断に注目している。我々にとっても思いもしないことの連続で、隂山委員ご指摘の点は、府教委として非常に心掛けた点である。以後に備えての対応のマニュアル化はきちんとしていく。
  • 生野委員長
    府教委としては、現場の機能性を確保していくことが大事。校長のリーダーシップの下、校内に連携チームができているか、そこに養護、校医、医師会がどう絡んでいるかを確認して連携チームをつくっていくことが重要である。ところで、休校による授業の遅れにはどう対応するのか。
  • 津田高等学校課長
    現時点では、基本的に長期休業中の補講で対応する予定。やむをえない場合には、土曜日に対応することも検討する。
  • 生野委員長
    学校へのサポートチームについてだが、非常時には、サポートチームがいるというだけで安心感を与えられると思う。サポートチームの周知と子どもの心の問題については十分な対策を検討してほしい。また、政令市との足並みが揃っていない面もあったかと思うが、現状はどうか。非常事態には政令市も一体で動くシステムが必要ではないか。
  • 中西教育
    連携の必要性については十分説明しているが、どうしても最終判断は政令市の判断となる。こちらから要請はしているが、難しい面もある。

委員長から第3号議案以降の議案については、個人の情報等を含むものであることから非公開としてはとの動議があり、採決の結果、全会一致で非公開とすることを決定した。

(傍聴人及び報道関係者退席)
以下非公開の審議に係る部分につき省略

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