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RSウイルス感染症について
RSウイルス感染症とは、主に0歳から2歳の小児が発症する感染症です。
基礎疾患を有する小児や乳児期早期(生後数週間から数カ月間)の小児がRSウイルスに初めて感染すると、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。
RSウイルスは子どもが主に発症しますが、気づかないうちに大人も感染している可能性があります。お子さまをウイルスから守るために、「手洗い」「マスク」などの日ごろの感染予防対策をしっかり行い、ウイルスを防ぎましょう。
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1.RSウイルス感染症とは?
RSウイルスに感染することによる呼吸器の感染症で、ほぼすべての人が2歳までに初めて感染し(1歳までに半数、2歳までにほぼ100%)、その後生涯再感染を繰り返します。初めて感染した場合には、症状が重くなりやすいといわれており、基礎疾患を有する小児や乳児期早期(生後数週間から数カ月間)の小児がRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。
2.症状
2日から8日の潜伏期間を経て発熱、鼻水などの症状が数日続きます。多くはこれらの症状のみで数日のうちに症状が軽くなります。
3.感染経路
RSウイルスに感染している人がせきやくしゃみ、又は会話をした際に飛び散るしぶきを吸い込んだり、感染している人と直接接したり、ウイルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップ等)を触ったりすることによって感染します。空気感染はしません。
なお、RSウイルスは子どもが主に発症しますが、再感染する感染症であり、大人も感染します。しかし、感染してもせき等の呼吸器症状のみであるため、感染に気がついていない場合がほとんどです。気がつかないうちに子どもへRSウイルスをうつしてしまわないように対策を行うことが必要です。
4.RSウイルス感染症にかからないようにするために
基本的な感染予防対策(「マスク」「うがい」「手洗い」)をしっかり行い、ウイルスが体内に入ってこないようにすることが重要です。
大人は、せき等の症状が認められる場合はマスクの着用を行いましょう。
流水・石けんによる手洗い、アルコール製剤による手指消毒などをしっかり行いましょう。
子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しておきましょう。
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