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咽頭結膜熱にご注意!
咽頭結膜熱にご注意!
夏に流行します
咽頭結膜熱の感染は通年ありますが、大阪府では5月から8月にかけて発生数が増加する傾向です。
咽頭結膜熱とは
アデノウイルスによる感染で、潜伏期間は5~7日です。ウイルスが口・鼻、のどの粘膜、眼の結膜から入って感染します。飛沫感染、接触感染(手指・タオルの共用など)、便を介しての経口感染があります。
プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもありましたが、近年ではタオルの共用が減った等の理由からプール利用における集団感染の報告は見られなくなってきています。
大阪府感染症情報センター(外部サイトへリンク)
大阪府内の発生状況はこちらをご覧ください(外部サイトへリンク)
症状
- 突然の発熱(38~40度)、頭痛、倦怠感
- のどの痛み、食欲不振
- 結膜炎に伴う結膜充血、目の痛み、まぶしい、涙が出る等が主な症状です。この他に一般的なカゼの症状がでることもあります。ほとんどは自然に治りますが、一部、肺炎等重症化することもあります。
予防方法
- 流水と石けんによる手洗い、うがいをしましょう。
- 感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
- プールの前後には、シャワーを浴び、うがいをしましょう。
- バランスの取れた食事と十分な睡眠で普段から抵抗力をつけておくことも大切です。
咽頭結膜熱にかかったら
- 水分補給。
- 喉ごしの良い食べ物を食べる。
- 十分な手洗い・うがいとタオルの共用は避ける。
- 症状が消えた後も、約1か月間は尿・便中にウイルスが排出されるため、おむつ交換の際に使い捨て手袋を使用するなど注意が必要です。
治療は
- 特別な治療法はなく、対症療法です。高熱が続く、ぐったりしている、せきが激しい、吐き気、頭痛の強い時は、診察を受けましょう。
- 咽頭結膜熱と診断された場合、登校・登園は学校保健法により停止になります。熱やのどの痛み、結膜炎などの主要な症状がなくなってから2日間が過ぎたら出席できることになっています。