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【大人の風しん対策】先天性風しん症候群対策事業について
「先天性風しん症候群(CRS)」をご存知ですか?
風しんは、風しんウィルスによって引き起こされる発疹性疾患で、感染すると発熱や発疹、リンパ節の腫れ等の症状を起こします。(詳細は、「風しんのページ」へ)
妊娠中の女性(特に20週までの妊娠初期)が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障などを引き起こす可能性があります。これを「先天性風しん症候群」(以下「CRS」。)といいます。
風しんは、平成24年から平成25年にかけて大人を中心として全国的に大流行した結果、府内ではCRSが、平成25年に5件、平成26年に1件の発生が、確認されています。
その後、大流行は落ちつきましたが、昨年夏頃から関東圏を中心に再び流行しています。
大阪府では、風しんの排除及び、今後のCRSの発生を防止するために、先天性風しん症候群対策事業(風しん抗体検査※・風しんワクチン等予防接種費用補助)を行っています。
また、国の方では、40代・50代男性向けに風しんの追加的対策として、風しん第5期定期接種(クーポン券事業)を実施しております。
令和3年1月1日以降、大阪市内の協力医療機関でも風しん抗体検査を受けていただくことができます(医療機関の詳細については、下記をご参照ください)。
先天性風しん症候群対策事業
項目をクリックすると、対象の箇所にジャンプします。
1 |
風しん抗体検査 |
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2 |
風しんワクチン等予防接種 |
1 風しん抗体検査事業
医療機関を受診されるときには、事前に予約をしていただき、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
大阪府では、下記協力医療機関において、無料で風しんの抗体検査を受けていただけます。
また、風しん抗体検査の結果、抗体価の低い方と判明した場合は、お住まいの市町村からワクチン接種費用の助成を受けることが出来ます。
詳しくは、お住まいの市町村の予防接種担当課にお問合せください。
なお、政令市・中核市(大阪市、堺市、高槻市、東大阪市、豊中市、枚方市、八尾市及び寝屋川市)にお住まいの方は、各市でも抗体検査を実施しておりますので、詳しくは各市へお問い合わせください。
【風しん抗体検査とは】
風しんに対する十分な抗体(※)があるかどうかを確認するもので、それによって予防接種が必要かどうかを判定します。
抗体検査の結果、抗体価の低いと判明した方は、予防接種をお受けになることをお勧めします。
※抗体…からだに入ってくる細菌やウイルスに抵抗して、毒を出さないようにしたり、感染するのを防いだりする物質のこと。たんぱく質の一種。
大阪府風しん抗体検査事業対象者
対象者 |
※ただし、下記の方は除きます。
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実施場所 |
令和6年4月1日より、新たに「同居者」も抗体検査の対象となりました。 ※令和3年1月1日以降、大阪市内の医療機関でも受検していただくことが可能となりました。 |
費用 |
無料(医療機関窓口での負担はありません) |
大阪市、堺市、高槻市、東大阪市、豊中市、枚方市、八尾市及び寝屋川市)にお住まいの方
下記8市では、対象者条件や検査の申し込み方法が異なります。詳細は下記の各市ホームページ等で事前にご確認をお願いします。
市町村名 | お問合せ先 | ホームページ |
---|---|---|
大阪市 | 各区保健福祉センターのお問合せ先は市のホームページをご確認ください。 | 大阪市(外部サイトへリンク) |
堺市 | 各保健センターのお問合せ先は市のホームページをご確認ください。 | 堺市(外部サイトへリンク) |
高槻市 | 072-661-9332(高槻市健康福祉部保健所保健予防課) | 高槻市(外部サイト) |
東大阪市 | 072-960-3805(東大阪市保健所感染症対策課) | 東大阪市(外部サイトへリンク) |
豊中市 | 06-6152-7316(豊中市健康福祉部保健所保健予防課感染症係) | 豊中市(外部サイトへリンク) |
枚方市 | 072-840-7221(枚方市保健センター) | 枚方市(外部サイト) |
八尾市 | 072-994-8480(八尾市健康まちづくり部保健予防課(保健センター)予防接種担当) | 八尾市(外部サイト) |
寝屋川市 | 072-829-7773(寝屋川市保健予防課感染症担当) | 寝屋川市(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます) |
2 風しんワクチン等予防接種事業(市町村への補助事業)
医療機関を受診されるときには、事前に予約をしていただき、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
風しんを予防するためには、予防接種を受けることが重要です!
CRSを防止するには、妊娠を希望する女性だけではなく、妊娠を希望する女性や妊婦と一緒に生活をしている配偶者の接種が必要です。
大阪府の各市町村では、風しんワクチン等接種(予防接種)費用助成事業を、実施しています。
対象者の方は、「風しんワクチン等」接種の際に、(一部)費用の補助(助成)を受けることができます。この制度を積極的に活用していただき、風しんから生まれてくる赤ちゃんを守りましょう!
市町村によって助成内容が異なりますので、ワクチン接種の前に必ずお住まいの市町村のホームページ等で内容を確認してください。
参考:大阪府風しんワクチン等接種費用助成事業の概要
大阪府では府内市町村に対して、風しんワクチン接種事業の補助金の交付を行っております。
- (1)助成期間:平成26年4月1日から
- (2)接種対象:次のいずれかに該当する者のうち、抗体価を十分に獲得しておらず、出生児の先天性風しん症候群の発生を防止するための予防接種が必要な者
ア.妊娠を希望する女性 イ.妊娠を希望する女性の配偶者 ウ.妊娠している女性の配偶者 - (3)補助対象:市町村
- (4)補助率:2分の1
風しんの追加的対策(緊急風しん抗体検査・風しん第5期定期接種について)
医療機関を受診されるときには、事前に予約をしていただき、マスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性の皆さん。
この世代の男性は、過去に風しんの公的な予防接種を受けていません。
そのため、他の世代に比べて、風しんの抗体価(免疫)を保有している人が少なく、自分が風しんにかかり、家族や周りの人たちに広げてしまう恐れがあります。
<参考:各世代の予防接種実施状況>
そこで、平成31年度から、お住いの市町村から皆さんへ、風しんの抗体検査や予防接種を原則無料で受けられるクーポン券をお送りしています。
あなた自身と、これから生まれてくる次世代の子供たちを守るため、ぜひクーポン券を使って、抗体検査と予防接種を受けてください。
また、事業主の皆さん、従業員への感染リスクの軽減のため、職場の健康診断において抗体検査を実施や、抗体検査と予防接種の呼びかけ、従業員が医療機関を受診しやすい配慮など、ご協力をお願いします。
(クーポン券見本)
事業の内容やクーポン券が利用できる医療機関など詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。
クーポン券利用促進の取組み
- 「従業員とお客様を守る。企業リスクとして考える職場の風しんセミナー」の開催(令和2年1月30日)について New
- 知事が、クーポン券で抗体検査を受けました。
- 府職員に臨時風しん抗体検査を実施しました。
(別ウィンドウで開きます)
詳細は、写真をクリックしてください。
リンク
- 生まれてくる赤ちゃんのために 防ごう!大人の風しん(政府広報)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
- ストップ風疹!検査と予防接種で赤ちゃんを守れ(NHKホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
※このサイトは、NHK大阪放送局のご協力により掲載しております。