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更新日:2024年6月25日

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コミュニティソーシャルワーカー(CSW)

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)とは

コミュニティソーシャルワークとは、イギリスにおいて提案されたコミュニティに焦点をあてた社会福祉活動・業務の進め方で、地域において、支援を必要とする人々の生活圏や人間関係等環境面を重視した援助を行うとともに、地域を基盤とする支援活動を発見して支援を必要とする人に結びつけたり、新たなサービスを開発したり、公的制度との関係を調整したりすることをめざすものです。コミュニティソーシャルワーカーとは、このコミュニティソーシャルワークを行う者のことです。

参考

大阪府の包括的な支援体制(イメージ)
[第5期大阪府地域福祉支援計画(令和6年度から令和11年度まで)]

大阪府の包括的な支援体制(イメージ)

府内コミュニティソーシャルワーカー等の連絡先

令和6年度コミュニティソーシャルワーカー連絡先一覧(エクセル:80KB)令和6年度コミュニティソーシャルワーカー連絡先一覧(PDF:205KB)

CSWの活動事例

住居をゴミ屋敷にして、地域から孤立した一人暮らしで判断力が乏しくなってきた70歳代の女性への支援を行った事例

CSW介入の必要性

  • ゴミ収集癖を持つ者に対する既存のサービスがない。
  • 介護保険を申請したが、本人の訪問拒否のため、認定不可能。
  • 保健センター、民生委員等に対しても訪問拒否。
  • 個人で大量のゴミの廃棄を行うには費用面の負担が大きい。
  • 市の廃棄物担当課による処理は有料。

CSWの活動による効果

ボランティアや古紙回収業者と協力して元の状態に戻すとともに、廃棄物担当課・環境事業組合・保健所・ボランティアとの連携により、大量のゴミを処理する体制と、地域の見守り体制を構築。

⇒CSWがいなければ、本人の健康が害されるとともに、近隣とのトラブルが深刻化するおそれ

若年性認知症が進み、外出中に道に迷ってしまうようになってきた50歳代の親の介護と2歳の子どもの育児に悩む、地域から孤立した女性への支援を行った事例

CSW介入の必要性

  • 複合する課題にワンストップで対応できる既存の相談体制がない。
  • 介護保険制度の利用は可能であるが、本人が利用拒否。
  • 子ども家庭センターでは子どもに関することのみ。
  • 地域包括支援センターでは介護に関することのみ。

CSWの活動による効果

  • 親、本人、子ども揃っての校区ミニデイサービスへの参加を促すとともに、介護者家族の会を紹介。
  • 市に働きかけた結果、行方不明者に対応するメールサービスが誕生。
    ⇒CSWがいなければ、親、本人、子どもの三者共倒れのおそれ

あるCSWの1日

あるCSWの1日(市町村社会福祉協議会配置、40歳代女性、社会福祉士)

○月○日(1)

8時45分

認知症による行方不明者の捜索対応

10時00分

なんでも相談

10時30分

ケース会議(高次脳機能障がい)

11時30分

家庭訪問

13時30分

住民活動のためのアンケート作成

15時00分

電話相談

15時30分

認知症による行方不明者の捜索対応

16時00分

ケース会議

19時30分

認知症による行方不明者の捜索対応

20時30分

業務終了

○月○日(2)

8時45分

CSW会議記録作成

10時00分

団塊世代の会(地域活動)出席

13時00分

ケース対応相談・調整

14時30分

地域福祉調査に関する有識者との打ち合わせ

15時30分

一人暮らし高齢者に関する調査協力を関係機関に依頼

19時30分

残務処理後、業務終了

市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン(平成23年3月)

市町村等においてCSWの配置事業の実施に必要な体制整備を促進するとともに、より効果的・効率的に本事業を実施することができるよう、CSWのあるべき姿や標準的なモデルを示した「市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン」を作成しました。

市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン(PDF:2,260KB)市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン(本文)(ワード:150KB)

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