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平成17年(2005年)大阪府地域間産業連関表
報告書・統計表
結果の概要
1.平成17年大阪府地域間産業連関表
平成17年大阪府地域間産業連関表は、大阪府、近畿、全国の各地域内表等を基に、大阪府、他近畿地域(福井県、滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県)(以下「他近畿」という。)、近畿外地域(大阪府、他近畿地域を除く40都道県)(以下「近畿外」という。)の3地域区分で作成しました。
なお、大阪府の地域内における産業連関分析については、地域内表である「平成17年大阪府産業連関表(基本表)」を参照して下さい。
平成17年(2005年)大阪府地域間産業連関表の概要
2.大阪府・他近畿・近畿外の産業間の結びつき
- 平成17年の大阪府は6兆3203億円の移出超過ですが、その内訳は他近畿との間で2兆4142億円、近畿外との間で3兆9061億円です。
- 大阪府の移出入状況を産業別にみますと、移出では他近畿、近畿外とも「商業」の金額が高く、移入では他近畿からの「飲食料品」、近畿外からの「商業」の金額が高くなっています。
3.大阪府外地域に波及する生産波及効果
- 例えば、農林水産業に発生する需要の生産波及効果(一次波及効果)について、大阪府に発生する需要は、大阪府に1.28倍、他近畿に0.10倍、近畿外に0.25倍の生産波及効果を生じます。(第1図参照)
- 他近畿に発生する需要は、大阪府に0.07倍、他近畿に1.29倍、近畿外に0.36倍の生産波及効果を生じます。(第2図参照)
- 近畿外に発生する需要は、大阪府に0.02倍、他近畿に0.03倍、近畿外に1.73倍の生産波及効果を生じます。(第3図参照)
- このように、大阪府外地域に波及する生産波及効果は、地域間産業連関表によってとらえることが可能となっています。