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指導事例を活用した親学習の展開
指導事例を活用した親学習の展開について
親学習に携わる親学習リーダーや学校の先生方から、「親学習教材を使ってどのように進めたらいいの?」といったご質問を受けます。
この度、大阪府教育委員会では親学習を推進する上で、指導者の経験の程度に関わらず、親学習のねらいに沿った指導ができるよう、手引きとなる指導事例を作成いたしました。
4つの親学習教材の指導事例を作成しました!
この指導事例のねらい
保護者や児童・生徒が、異なる意見交換や葛藤を通じて、リスクを踏まえつつ自分の取るべき行動を主体的に判断し行動できる力を養う。
内容
参加者から様々な意見が出やすく、かつ、特に話し合いのポイントが拡散しがちであると考えられるエピソードについて、4つの年齢層別に指導事例を作成しています
- (中学生・高校生対象)「親を知る」(PDF:144KB)…親と意見が異なる時、どのようなことを考えて行動すればよいか考える
- (子どもが乳幼児期の親対象)「つながる」(PDF:156KB)…自信をもって子育てするために人とのつながりについて考える
- (子どもが学齢期の親対象)「みとめる」(PDF:153KB)…親子の意見が異なる時にどのように行動すればよいか考える
- (子育てを終えた世代対象)「かさねる」(PDF:143KB)…子育て中の若い世代との関わり方について考える
※親学習を進める際のサポートとなります。ほかの教材での指導の流れ、展開の参考にもなります。
指導事例を使って、話し合い活動をい展開します!
指導事例の構成
学習に参加する親や児童生徒が他の人の意見にふれ、異なる立場で考えたり意見を言ったりすることができるよう、発問や予想される意見、さらなる発問による話し合いの流れ、落としどころを示しています。
学習の流れ
- 共有する … エピソードの内容をふまえ、はじめの質問をする
↓ - 拡げる … 考えたこと感じたことの理由を問いかけ、他の参加者の考え方と知る
↓ - 深める … 自分のこととして考える。新たな質問を通じて考えを深める
↓ - ふりかえる … 教材のテーマを踏まえ、自分の考えをふりかえる
学習展開のポイント
「共有する」「拡げる」「深める」「ふりかえる」の4つの学習活動ごとに、学習を進める上でのポイントや話し合いの論点等を示しています。
学習上の留意点
効果的な学習を進める上で留意するとよい点や予想される問題点、話し合いが拡散したり論点がずれたりすることを防ぐためのヒント等を示しています。