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更新日:2009年8月3日

ページID:35574

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平和教育基本方針

人類共通の願いである平和について、ユネスコは、その憲章において「戦争は人の心のなかで生まれるものであるから、人の心のなかに平和のとりでを築かなければならない」と示すとともに、教育、科学及び文化を通じて世界の平和に尽くしてきた。
国連は、2000年を「平和の文化国際年」と宣言するとともに、2001年から2010年までを「世界の子どもたちのための平和の文化と非暴力の国際10年」と定めた。また、平和の文化に関する宣言文において、平和とは、ただ単に「紛争がない状態」ではなく、相互理解と協調の精神で対話を奨励し、紛争を解決する積極的で活力に満ちた参加のプロセスを必要としていることを明記している。
我が国は、日本国憲法において、再び「戦争の惨禍」が起こることのないようにする決意を表すとともに、全世界の人々が「平和のうちに生存する権利を有する」ことを謳っている。
大阪府においては、昭和62年(1987年)に「大阪平和ビジョン」を発表するとともに、昭和63年(1988年)には核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願う「国際平和都市・大阪」を宣言するなど、「平和の首都」大阪をめざして、さまざまな施策を推進してきたところである。府教育委員会では、これまでから生命の尊さ、戦争の悲惨さ、平和の尊さについての指導とともに、国際社会に貢献できる資質と態度を育成する教育を進めてきたところであるが、さらに、ユネスコの提唱する平和の文化を促進し強化することは重要であると認識し、平和教育を推進するための基本方針を次のとおり定める。

  1. 人を思いやる心や寛容の心をはぐくみ、争いを対話と協力のうちに解決する力を育成するとともに、すべての人の命を大切にする教育を推進する。
  2. 国際社会の一員として、自国の文化と同様に世界の多様な文化を尊重し、国際協力を促進するなど、世界平和に貢献する資質や態度を育成するための教育を推進する。
  3. すべての生命あるものにとってかけがえのない地球環境を守ろうとする態度や行動力を育成する教育を推進する。

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