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趣意書
人と人との架け橋
人と人との架け橋づくり実行委員会 設立趣意書
大阪では、高度経済成長期のさなかに交通戦争から子供たちを守るため、大量の歩道橋が建設されましたが、それから40年経過した今、まだまだ活躍できるにもかかわらず、児童数の減少や交通事情の変化などによりその役割を終えたものがあります。
一方、インドネシアの美しい古都「ジョグジャカルタ」では、急速な都市化に対応するための社会基盤整備が追いつかず、災害で流出した橋の復旧ができないままになっている箇所があります。さらに、平成18年5月27日のジャワ島地震によって、住民の生活までもが脅かされています。
私たちは、これまで活躍してきた橋が、必要なところで必要な人たちに活かされ、第二の人生を歩むことを願っています。そして、被災地の復興を支える希望の橋、同じアジアの歴史ある都市として新たな交流を生み出す友情の橋となることを願っています。
ジョグジャカルタでは、「ごきげんいかが(アパカバール)」と誰もが笑顔であいさつをくれます。私たちは、今、希望と友情を願って「人と人との架け橋」をこの「大阪の地」から、皆さんと一緒に架けていきたいと思っています。
平成18年11月