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大阪の漁業の概要
大阪湾概要図
1.大阪の海面漁業
大阪湾には淀川、大和川などの河川が流入しており、餌料生物が豊富で瀬戸内海でも有数の生産性の高い好漁場となっています。
大阪の海面漁業は、主に内湾性の魚介類を対象とする典型的な沿岸漁業であり、漁業生産量はイワシ類を中心として、カレイ類、アナゴ、スズキ、タコ、エビ類、カニ類などが漁獲されています。
また、ワカメなどの養殖も営まれています。
2.大阪の漁業協同組合
漁業の協同組織の発達を促進し、水産業の増進を図るため漁業協同組合があります。
府内の海面の漁業協同組合は24あり、その内訳は地区漁業協同組合が23、業種別漁業協同組合が1です。
また、これらを会員とする大阪府漁業協同組合連合会があります。
3.大阪の漁港
府内には、現在漁業生産活動の根拠地として13の漁港がありますが、漁港の整備事業が実施されるまでは、海浜地や河口部を利用したものがほとんどで、漁港施設としてみるべきものがありませんでした。
戦後、漁港法の制定のもとに、漁港の整備が重視され、順次整備が進められてきました。
現在は、大阪の漁業振興を図るため、漁港施設の質の向上に関する要望に対応した整備が進められています。
また、漁獲物の流通改善を図るため、漁港用地の造成を行うとともに、府民のふれあいと、ゆとりの場や漁業者との交流の場を備えた多目的な機能を持つ漁港の整備を進めています。
現在の深日漁港
深日漁港の整備構想図