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令和8年度「環境計量体験学習」の開催結果
大阪府計量検定所と一般社団法人大阪府計量協会では、府内在住・在学の中学生と保護者の方にご参加いただき、令和8年8月4日(火曜日)に「環境計量体験学習」を開催しました。
この体験学習では、皆さんの身近にあり、普段口にする「水」の透視度(濁りの程度)や硬度の計量体験を通じて、環境計量が社会の中でどのような役割を果たしているのか、知っていただきました。
はじめに、環境計量のスペシャリストである環境計量士さんから、環境計量士の仕事について説明していただきました。
参加された方からは、「環境計量士」という仕事を初めて聞いたという声もありましたが、水や土壌、大気の汚染の測定など、実は皆さんの生活の安全安心を支えている、とても身近で大切な仕事だということを知って、驚いておられました。

次に、水の透視度についての講義です。
計量した結果を多くの人に理解・納得してもらうには、正確にはかり、それを数値化して示すことが重要であるという説明の後、水の透視度と私たちの生活との関わりなどについての説明があり、参加された方は正確にはかり、数値で示すことの重要性について認識を新たにしておられました。

ここからは、いよいよ透視度の計量体験です。
まずは、計量する器具である透視度計の製作です。
今回は、アクリルパイプとゴム栓、そしてシリコンチューブを材料にして製作していただきました。
最初に、透視度計の最も重要な部分である「標識板」を作成します。
この標識板は正確でなければ正しくはかることはできません。
見本を見ながら、紙に標識となる線を慎重に書き、丸く切り抜いて完成したら、それを両面テープでゴム栓に貼り付けます。


次に、アクリルパイプに、透視度をはかるための目盛を付けます。
今回は、メジャーテープを貼りつけました。

最後に排水用のシリコンチューブを取り付け、透視度計の完成です。

製作した透視度計をスタンドで固定し、3種類の「水」の透視度を順番に測定・記録します。
そして記録した透視度と、プロである環境計量士さんがはかった透視度を比べました。
結果あまり大差はなく、参加された方全員、かなり正確に透視度をはかることができていました。



次は、「水」の硬度の計量体験です。
まず、環境計量士さんから、軟水と硬水の成り立ち、料理との相性など、水の硬度にまつわる様々な説明があり、水の硬度が私たちの生活と密接に関わっていることを教えていただきました。

次に、硬度が違う5種類の水を「利き水」(飲み比べ)して、硬度が低いと感じた順番に並べてみました。
日本国内でよく口にする硬度約40mg/Lのミネラルウォーターや、1,400mg/Lもある非常に硬度が高い水は、参加された方全員、すぐにわかったようですが、それ以外の水についてはかなり難しく、惜しくも全問正解とはなりませんでした。
因みに、この「利き水」の正解率は、環境計量士さんの経験では10%程度なのだそうです。
この体験を通じて、味覚がある程度正確であることも実感していただきました。

参加者の方からは、「説明がとてもわかりやすく勉強になった」や「あまりできない体験ができて自由研究にも活かせる」などの声をいただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。