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更新日:2020年6月14日

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賃上げ一時金調査 令和3年【春季賃上げ】(詳細分析報告)

令和3年春季賃上げ 妥結状況【同一の組合による対前年比較】(詳細分析報告)

労働環境課は、今年の府内労働組合の春季賃上げの妥結状況について、前年からの妥結額等の動きを詳細に把握するため、「妥結額」、「組合員数」、「平均賃金」が把握できた同一の組合による対前年比較・分析を行いました。

【全体結果】

項目

令和3年

令和2年

対前年比

妥結額

5,687円

6,048円

▲361円
(増減率:▲6.0%)

賃上げ率

1.90%

2.05%

▲0.15ポイント

※【加重平均(組合員1人あたり平均)】【調査時点:令和3年5月25日現在】【集計組合数:297組合】

【主な特徴点】

  • 妥結額、賃上げ率ともに前年に比べ減少を示す。
  • すべての企業規模で前年に比べ減少を示す。
  • 産業別では、製造業、非製造業ともに前年に比べ減少を示す一方、それぞれ約4割の業種で横ばいまたは増加を示す。

【1】調査対象及び集計方法

本調査は、5月25日までに「妥結額」、「組合員数」、「平均賃金」が把握できた416組合(※)のうち、前年の妥結額についても把握できている297組合について、対前年比較及び詳細な分析を行いました。
(※)この416組合を対象とした加重平均結果については、6月7日公表の令和3年春季賃上げ要求・妥結状況(最終報)をご覧ください。

【2】調査結果の詳細分析【集計組合数:297組合】

(1)妥結額の状況

本年調査では、妥結額5,687円(前年:6,048円)と、対前年比361円減・6.0%減となり、前年を下回る結果となりました。

(2)企業(従業員数)規模別の妥結状況

企業規模別の妥結額における対前年比較では、「299人以下」が、前年比279円減・5.4%減(令和3年:4,863円 令和2年:5,142円)、「300から999人」が、対前年比246円減・4.5%減(令和3年:5,279円 令和2年:5,525円)、「1,000人以上」が、対前年比393円減・6.3%減(令和3年:5,854円 令和2年:6,247円)となりました。

(3)産業別の妥結状況

産業別(大分類)における対前年比較では、製造業が5,719円(対前年比350円減、5.8%減)、非製造業が5,660円(対前年比370円減、6.1%減)となりました。
製造業では、増減傾向(矢印)を記載した14業種のうち9業種でマイナス傾向となりました。
非製造業では、増減傾向(矢印)を記載した10業種のうち6業種でマイナス傾向となり、プラス傾向となった業種でも一部を除いて対前年比の増加率は低くなっています。

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