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更新日:2014年10月8日

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鳥インフルエンザについて

鳥インフルエンザとは

鳥に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスによる感染症が鳥インフルエンザです。ウイルスの表面の糖タンパク質の種類によって、H5N1、H7N9のように、更に型が分けられます。
鳥インフルエンザウイルスは通常は人に感染しませんが、感染した鳥と濃厚に接触した場合など、まれに感染する可能性があり海外では発生が報告されています。
このように、鳥インフルエンザウイルスにより人やその他の動物が感染した場合も「鳥インフルエンザ」という病名を使っています。
人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、多くの患者が直接的または間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。人から人への持続的な感染は確認されていません。
*一般的によく聞く「高病原性」や「低病原性」というのは家きん(ニワトリ、ウズラ、七面鳥など)への病原性を表す言葉で、人への病原性を表す言葉ではありません。
鳥の病気としての鳥インフルエンザの説明は「鳥インフルエンザについて知りたい方へ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)」(農林水産省ホームページ)をご参照ください。

海外での発生状況

人への感染については、鳥インフルエンザA(H5N1)の人への感染が1997年香港で初めて報告され、鳥インフルエンザA(H7N9)については、2013年中国で初めて感染が報告されました。それ以降、海外において発生の報告がありますが、日本では現在のところ、人の感染の報告はありません。
鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)の人での発生状況(平成29年10月11日時点:厚生労働省ホームページより)
H5N1発生の図(外部サイトへリンク) H7N9発生の図(外部サイトへリンク)

世界での鳥インフルエンザの発生状況は「鳥インフルエンザについて(外部サイトへリンク)」(厚生労働省ホームページ)をご参照ください。

感染経路

人は、感染した鳥やその排泄物、死骸、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。人から人への持続的な感染は確認されていません。
また、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという事例の報告はありません。なお、WHO(世界保健機関)は、鶏などの家きん類にA(H5N1)の高病原性鳥インフルエンザが集団発生している地域(東南アジア等)では、家きん類の肉及び家きん類由来製品について、食中毒予防の観点からも十分な加熱調理(全ての部分が70℃に達すること)及び適切な取扱いを行うことが必要であるとしていますので、鶏肉は十分加熱して食べてください。
詳細は、食品安全委員会ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご参照ください。

潜伏期間と症状

潜伏期間は、7日以内でほとんどの場合は2日から5日です。
主な症状は、突然の高熱、咳などの呼吸器症状のほか、全身倦怠感、筋肉痛などの全身症状を伴うインフルエンザ様です。
鳥インフルエンザH5N1やH7N9では、呼吸器症状が急速に悪化し、死亡に至るものが多いです。

予防について

  • 鳥インフルエンザの発生している国などにおいて、生きた鳥を扱う市場や家きん飼育場への立入りを控えましょう。
  • 弱った鳥や死んだ鳥に触ったり、鳥の糞が舞い上がっている場所でホコリを吸い込まないようにしましょう。
  • 外出先から帰ったら、石鹸で手を洗うなど、日頃から感染症予防を心がけましょう。
  • 発生国からの帰国時に発熱や咳がある方、鳥インフルエンザに感染した鳥や患者に接触したと思われる方は、検疫所の担当者にご相談ください。
  • 帰国後、ご自宅に帰った後で、発熱や咳の症状が現れた場合には医療機関を受診し、鳥インフルエンザの発生国に渡航していたことを伝えましょう。

治療

症状を軽減させる対症療法と抗インフルエンザウイルス薬が基本となります。

鳥における鳥インフルエンザQ&A

  • Q 鳥ではどんな症状があるの?
    A 鳥インフルエンザの中で、家きんへの病原性が強いものは「高病原性」、病原性が低いものは「低病原性」と言われます。
    家きんは高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、多くは死んでしまいます。低病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、咳などの軽い呼吸器症状が出ますが、無症状の場合もあります。
  • Q 家庭等で飼育している鳥もかかるの?
    A 国内で鳥インフルエンザが発生したからと言って直ちに家庭の鳥が感染するということはありません。普段から野鳥が近くに来ないようにし、エサや水はこまめに取り換え、ケージの掃除など衛生管理に気を付けてください。
    【鳥を飼育している方へ】
    健康な鳥でも、鳥の体や糞に触れた場合は手洗いとうがいをしましょう。
    口移しでエサをあげることはやめましょう。
  • Q 大阪府では鳥インフルエンザへの対策はとっているの?
    A モニタリング調査を実施し、鳥インフルエンザの侵入を監視しています。詳しくは、環境農林水産部動物愛護畜産課のページをご覧ください。
    動物由来感染症サーベイランスについて
    野鳥における高病原性鳥インフルエンザ対応について
  • Q もっと鳥インフルエンザについて知りたい!
    A 鳥における鳥インフルエンザについてお知りになりたい方は、以下のホームページをご覧ください。
    農林水産省:鳥インフルエンザについて知りたい方へ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
    環境省:高病原性鳥インフルエンザに関する情報(外部サイトへリンク)

関連ホームページ

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