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更新日:2025年3月17日

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肺炎球菌(小児)について

肺炎球菌感染症とは

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
肺炎球菌は、中耳炎、 副鼻腔炎、肺炎、ときに髄膜炎や菌血症を伴う肺炎などの侵襲性肺炎球菌感染症を引き起こします。
髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、10%に難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかんなどの後遺症を残すといわれています。
また、小さい子どもほど発症しやすく、特に0歳児でのリスクが高いとされています。

感染経路・予防

主に気道の分泌物に菌が含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
肺炎球菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれています。

ワクチンの効果

肺炎球菌には、90以上の種類があり、PCV15はそのうち15種類、PCV20は20種類の肺炎球菌に対して予防効果があります。小児の肺炎球菌による侵襲性肺炎球菌感染症(※)は、肺炎球菌ワクチンの定期接種等が実施される以前の2008~2010年は10万人(5歳未満)あたり約24-26人が罹患(りかん)していましたが、2022年には、約4.8人と、約8割の患者数の減少がみられています。
※侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことです。

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