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「民生委員・児童委員活動の見える化」プロジェクト(平成28~30年度)
趣旨・目的
府内では、約1万3千人の民生委員・児童委員が日々、地域の見守りや相談等の活動に取り組んでおられます。
しかしながら、民生委員・児童委員の高齢化や福祉課題の増大・負担感も相まって、担い手の不足が深刻化しています。
このため大阪府では、全国初の取組として、民生委員・児童委員の認知度の向上と将来の担い手の確保に向けた4つの研修プログラムで構成する本プロジェクトを創設し、大学生を対象とした民生委員・児童委員活動の体験型インターンシップを平成28年度にモデル事業として行い、平成29年度から平成30年度まで知事重点事業として本格実施しました。
福祉の原点である地域(現場)をフィールドに、住民の最も身近な支援者として活躍する民生委員・児童委員の活動の体験を通じ、地域福祉の現状・課題等を学ぶとともに地域活動に関心を持ってもらい、活動の意義や魅力を大学生のご家族や地域住民の方々に広く発信してもらうことで、活動の見える化を図ることを目的としています。
研修期間
8月から11月のうち、10日程度(自治体により、「2.インターンシップ」日数は異なる)
研修プログラム
1.事前研修(講義&グループワーク)8月頃(1日から2日)
*民生委員・児童委員活動のインターンシップに求められるスキル・ノウハウ(制度概要・個人情報の取扱い等)や活動のPRコンテンツの作成手法(動画・フリーペーパー等を活用した魅力発信手法)を習得
2.インターンシップ 8月から9月のうち、概ね5日(20時間程度)
*民生委員・児童委員活動に随行し、地域福祉の実態を把握(地域住民の見守り支援、会議への参加、地域福祉活動への協力等)
3.事後研修(グループワーク)9月頃(2日)
*インターンシップのふりかえり、活動報告会の発表資料及び活動PRコンテンツ(動画・フリーペーパー等)の作成等を実施
4.活動報告会(学生によるグループ発表等) 11月から12月(1日)
*グループごとに活動報告及びPRコンテンツの発表と、来場者との意見交換を実施
*プログラム修了者には、「民生委員・児童委員サポーター認定証」を交付
年度別実施内容(平成28年度から30年度)
(参考)民生委員・児童委員とは?
- 役割…地域住民の身近な相談相手となり、支援を必要とする住民と行政・専門機関をつなぐパイプ役
- 身分…民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された特別職の非常勤地方公務員(任期3年、再任可)
- ポイント…給与支給はなく、無報酬のボランティアとして活動。民生委員は児童委員法に定める「児童委員」を兼ねる
実施マニュアル
市町村などの各地域において、地域実情に沿った「見える化」の取組を進めていただくため、マニュアルを策定いたしました。
民生委員・児童委員や地域活動の担い手の確保のために、ぜひご活用ください。
⇒「見える化」マニュアル(PDF:2,379KB) 「見える化」マニュアル(PPT:513KB)