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大阪府庁舎の変遷
初代府庁舎
慶応4年(明治元年)大阪市中央区本町橋
*初代の府庁舎は、旧大阪西町奉行所に設置されました。
- 敷地面積 9,583平方メートル
- 現在は、マイドームおおさかになっています。
- 翌明治2年の職員数は299人でした。
二代目府庁舎
明治7年完成 大阪市西区江之子島
- *二代目の府庁舎は、造成寮(現財務省造幣局)のイギリス人技師が設計した、煉瓦造2階建・白亜の西洋館で、府民から「江之子島政府」として親しまれました。
- 敷地面積 7,653平方メートル(約2,300坪)
- 延床面積 2,059平方メートル(約600坪)
- 総工費 50,368円
- *三代目の府庁舎へ移転後(昭和4年)、工業奨励館として利用されましたが、昭和20年に戦災により焼失しました。
- 現庁舎本館一階に、模型を展示しています。
三代目府庁舎(現庁舎本館)
大正15年完成 大阪市中央区大手前(旧東区大手前之町)
- *明治後期から大正にかけての大阪の発展に伴い、事務量・職員数が増加し、2代目庁舎が手狭になったため、陸軍省用地の払下げを受け、現在の場所に移転しました。
- *設計は懸賞募集され、平林金吾・岡本馨氏が当選し、原案を変更することなく建設されました。
- 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上6階 地下1階
- 敷地面積 14,300平方メートル
- 建築面積 6,400平方メートル
- 延床面積 30,500平方メートル(現在は34,000平方メートル)
- 総工費 3,862,040円
- 竣工時の職員数 約1,200人
- 関東大震災の直後であったことから、建設にあたっては、耐震・耐火が大変重要視されました。
- *当初、庁舎の移転改築費用は、府税その他の一般財源によらずに、旧庁舎とその敷地の売却代金など臨時の収入を充てることとしていましたが、自然増収による剰余金を不足分に充当することができたため、2代目庁舎とその敷地の売却は実行されませんでした。
- (別館)昭和39年完成
- 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
- 地上8階 地下3階
- 敷地面積 5,700平方メートル
- 建築面積 2,666平方メートル
- 延床面積 29,500平方メートル
「大阪府庁舎・周辺整備基本計画」策定(平成元年)
- *「大阪府庁舎・周辺整備基本計画」に基づき、新別館南館(H7年)・北館(H9年)、府警本部棟(H19年)が整備されました。
- *厳しい財政状況の中、「大阪府庁舎・周辺整備基本計画」に基づく行政棟及び議会棟の建設は、平成8年度から凍結しています。
⇒「新庁舎整備について」