ここから本文です。
「大阪府庁舎 本館」の第18回公共建築賞・特別賞の受賞について
平成25年から平成28年にかけて耐震改修工事を実施した「大阪府庁舎本館」が、公共建築賞・優秀賞の受賞に続き、公共建築賞・特別賞(国土交通省大臣官房官庁営繕部長表彰)を受賞しました。
公共建築賞は、一般社団法人公共建築協会が公共建築の総合的な水準の向上に寄与することを目的として、国土交通省、全国知事会等の後援を得て一年おきに開催している賞です。
他の建築賞に比べて、竣工後3年以上を経過した公共建築物を対象としているほか、評価の基準として、企画・設計・施工が優れていることに加え、地域社会への貢献や施設管理、保全といった視点からも評価を行うことに特徴があります。
(経過)
2022(令和4)年8月31日 応募申込書提出
2023(令和5)年4月6日 公共建築賞・優秀賞の受賞決定(応募122件中33件)
2023(令和5)年5月30日 公共建築賞・優秀賞近畿地区表彰式
2023(令和5)年10月10日 公共建築賞・特別賞の受賞決定(優秀賞33件中3件)
2023(令和5)年11月10日 公共建築賞・特別賞表彰式
〈賞状〉
〈銘板〉
本部審査委員会委員の評価(抜粋)
「本庁舎は⼤正15年に竣⼯し、築後90年以上経過している。2021年には登録有形⽂化財(建造物)に登録された。⼤阪城に対峙し歴史のあるファサードは良好な景観を形成している。吹き抜けホールは、コンサートやイベントに加え、映画やドラマ等の撮影場所としても使⽤されており、G20⼤阪サミットの関連⾏事の会場としても利⽤されるなど、建物の利⽤価値も⾼く評価されている。⼯事においては、庁舎を使⽤しながらの⼯事であるため、⼯事期間中の騒⾳・振動に対する⼊居者との調整が綿密に⾏われた。府の事業部局や発注部局、設計・⼯事の受注者など多くの関係者の熱意と尽⼒により、歴史的・⽂化的価値が⾼く、かつ広く利⽤されている建物を、免震レトロフィット⼯法により耐震性能を確保することで後世に残すことを実現した。」
出典:「第18回「公共建築賞」報道発表資料」より
https://www.pbaweb.jp/img/content/第18回公共建築賞の決定について(HP用)R051013.pdf(外部サイトへリンク)
参考:「公共建築賞とは」