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大阪府石油コンビナート等防災計画に基づく総合防災訓練
大阪府石油コンビナート等防災本部では、大阪府石油コンビナート等防災計画に基づき、総合防災訓練を実施しています。
令和6年度の実施状況
訓練の概要
【日時】令和6年6月7日(金曜日)午前10時00分から10時45分まで
【場所】住友化学株式会社 大阪工場
【参加機関】住友化学株式会社、大阪市消防局(此花消防署)、大阪北港地区共同防災組合
大阪府石油コンビナート等防災本部(大阪府危機管理室、大阪市危機管理室、大阪市消防局)
災害想定
令和6年6月7日10時00分、地震発生。震度5弱を観測。
工場内のタンクから危険物に指定されている「トルエン」が漏洩。その後、何らかの原因で引火し、火災が発生。
また、初期消火作業中に負傷者が発生したものとして訓練を行いました。
大阪府石油コンビナート等防災本部では、大阪府危機管理室、大阪市危機管理室、大阪市消防局の三者が合同で現地連絡所の設置訓練を行い、情報収集や警戒本部への報告等の訓練を行いました。
訓練の様子
当日は、関係機関が協力して総合的な防災訓練を実施し、防災体制の確立と防災意識の高揚に繋がりました。
写真・左から【現地連絡所設置訓練の様子】【放水訓練の様子】【訓練の全景】
訓練の評価
今回、石油コンビナート等防災本部が実施した訓練では、事前におおよそのシナリオをプレーヤー(訓練者)に配付しましたが、詳細についてはシナリオを伏せて実施する「ブラインド型訓練」を一部取り入れました。
また、OODAループを取り入れた訓練評価を行うことで、情報収集(観察:Observe)、情報共有及び判断(判断:Orient)、報告事項の整理(決定:Decide)、本部への報告(行動:Act)において、それぞれの場面で適切な対応ができているかを確認することができました。
結果、シナリオ外の内容においても、瞬時に収集すべき情報の取得やとりまとめ、本部への報告が的確に行われ、特定事業所における異常現象発生時の対応に万全を期すことができました。
令和5年度の実施状況
訓練の概要
【日時】令和5年9月27日(水曜日)午前10時00分から11時30分まで
【場所】三井化学株式会社 大阪工場
【主催】大阪府、堺・泉北臨海特別防災地区協議会
【参加機関】大阪府、大阪府高石警察署、高石市、堺市消防局、泉大津市消防本部、堺・泉北臨海特別防災地区協議会
災害想定
令和5年9月27日10時00分、上町断層帯地震(直下型地震)が発生。震度6強を観測。
工場内のタンクから化学物質が漏洩し、何らかの原因で引火し、火災が発生したものとして訓練を行いました。
訓練の様子
当日は、会員企業及び関係機関が協力して総合的な防災訓練を実施し、防災体制の確立と防災意識の高揚に繋がりました。
【タンクへの放水準備の様子】
【タンクへの放水の様子】
※使用中タンクのため、タンク周辺に放水しています。
【大阪府石油コンビナート等防災計画に基づく現地本部の設置訓練の様子】