|
ノロウイルスによる食中毒は、例年、冬季にかけて多く発生します。大阪府内では、今月、今冬初となるノロウイルスによる食中毒事例が発生しました。昨年はこの時期から増え始め2月頃にピークに達したため、特に注意が必要です。
ノロウイルスによる食中毒の主な症状は、吐き気や嘔吐、下痢等で、乳幼児や高齢者では重症化することもあります。
ノロウイルスは、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで感染します。感染者の便や嘔吐物には多量のノロウイルスが含まれ、手指等の汚染を介し食品を汚染することによる二次汚染等で食中毒の原因となることがあります。
日頃から、予防策の徹底をお願いします。
【原因食品】
・ノロウイルスに感染した調理従事者の手指等を介して汚染された食品
・加熱不十分又は未加熱なカキ等の二枚貝
【予防方法4原則】
- 持ち込まない
・食品を取り扱う方は、二枚貝を加熱不十分なまま食べることを避け、手洗いをするなどノロウイルスに感染しないように注意しましょう。
- 拡げない
・帰宅後、トイレの後、調理前等は、石鹸を使って丁寧に手を洗いましょう。
・使用した調理器具は速やかに洗浄消毒しましょう。
・嘔吐物等を処理する場合は、使い捨てのマスクやガウン、手袋を着用し、ペーパータオル等で静かに拭き取り、塩素系漂白剤で消毒した後水拭きしましょう。
- やっつける
・食品は中心部までしっかり加熱しましょう。(85~90度で、90秒間以上)
- つけない
・感染しても症状が出ない方もいますので、“感染しているかもしれない”ということを食品を取り扱う方は念頭に置きましょう。
|