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古民家を活用したまちづくり
大阪府では、府内に数多く残る古民家を地域の大切な資源として捉え、保存と利活用を両立させながら、地域の魅力向上につなげる取組を進めています。
近年、古民家の減少が進む一方で、観光や交流、地域活性化の拠点としての活用に対する期待が高まっています。
こうした背景を踏まえ、大阪府では「古民家コンバージョン促進事業」を新たに実施し、古民家を活かしたまちづくりをモデル的に推進していきます。
なお、古民家については、法律上の明確な定義はありませんが、一般的には昭和25年11月の建築基準法施行以前に建築された、伝統的工法による木造住宅を指すことが多いとされています。
大阪府における古民家の現状
伝統的工法による木造住宅の数を直接示す統計はありませんが、国の「住宅・土地統計調査」によると、令和5年時点で、大阪府内には昭和25年以前に建築された木造住宅が約5万3千戸残っており、全国で最も多い状況です。
一方で、平成25年から令和5年までの10年間で、これらの木造住宅は約1万8千戸減少しています。
今後は、耐震性や安全性にも配慮しながら、活用可能な古民家を将来につなげていく取組が求められています。
古民家コンバージョン促進事業とは
「古民家コンバージョン促進事業」は、万博後の大阪の成長・発展を見据えた魅力づくりの一環として、市町村と連携しながら、大阪府が新たに取り組む事業です。
府内に残る古民家を地域資源として活用し、宿泊施設や飲食施設などへのコンバージョン(用途転換)を促進することで、古民家を核としたまちづくりをモデル的に推進します。
事業の進め方
令和8年度の取組
大阪府が中心となり、府内の古民家集落を対象に調査を実施します。
- 古民家の立地条件や歴史的背景などを調査
- まちづくりのポテンシャルが高い地区を約5地区選定
- 選定地区において、古民家の所有者の希望に応じて
- 古民家再生の専門家による建物調査
- コンバージョンに向けた企画提案
を行います。
令和9年度以降の取組
府のネットワークを活かし、選定地区ごとに、
- 建築士
- 経営コンサルタントなど、専門的なノウハウを有する外部人材
- 地域でまちづくり活動を行う団体等
が連携したコンソーシアムを構築を支援します。
このコンソーシアムを通じて、
- 古民家の所有者と活用希望者のマッチング
- 古民家再生・活用に関する総合的な支援
を行い、古民家を活用したまちづくりを推進します。
あわせて、これらの取組で得られたノウハウを市町村へ提供することで、取組を府内全域へと展開していきます。
これらを通じて、古民家コンバージョンと古民家を活用したまちづくりの促進を目指します。
今後の情報発信について
事業の詳細や募集情報等については、本ページにて随時お知らせします。